日本人の心の声を紡いだ“日本のフォーク”。60年代に誕生し、70年代に大きな発展を遂げ、80年代に沈静化するも、90年代後半にはネオ・フォークのムーヴメントと、それに触発されたベテラン勢が復活、そして現在へ……という、約50年に渡る紆余曲折の歴史の全てを一冊にまとめあげた
『日本のフォーク完全読本』が6月30日(月)に発売されます。監修は『ディスク・コレクション 日本の男性シンガー・ソングライター』の馬飼野元宏、表紙イラストはフォーク・シンガーたちとも関わりを持ついしかわじゅんによる描き下ろし。
本書は、海外からの影響やインディ・レーベル、地方のシーンやアンダーグラウンドの動きなど、周辺事情や背景なども俯瞰しつつ、主要アーティストのバイオとディスク紹介ファイルを中心に、当時の現場を知る人物インタビューや、シーンのあれこれを捉えたコラム、創刊当初はフォーク雑誌だった『ヤング・ギター』の記事再録などで、今だからこそ振り返ることができるフォーク・ミュージックの実相に迫ります。