近年躍進著しいフランス国立リヨン管弦楽団。そのヴァイオリン席で10年以上の実績を積んできた日本女性ヴァイオリニスト・北牧香絵のデビューCD『北牧香絵ヴァイオリンリサイタル』(KK-1001 2,778円 + 税)が9月3日(水)に発売されます。アルバムの巻頭を
ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第5番「春」が飾り、残る3曲は
ブラームスのハンガリー舞曲第5番、モンティのチャルダッシュ、サラサーテのツィゴイネルワイゼンという構成です。
北牧香絵は、高校1年生にして単身フランスへ留学。リヨン国立高等音楽院をプルミエール・プリの成績で卒業し、国際コンクールに上位入賞を果たしながらリサイタルや放送出演を重ね、リヨン管弦楽団にも在籍しているという筋金入りのキャリアの持ち主です。本CDでは、人生の半分以上をヨーロッパで過ごしてきたことで身についた、ヨーロッパ音楽の咀嚼力と表現力の発揮された演奏を聴かせてくれます。
なお、後半3曲では、ハンガリーを中心とする中欧・東欧地方で多くみられるツィムバロンという大型の打弦楽器が登場します。奏者が手に持ったハンマーで直接弦を打つことにより音を出すこの珍しい楽器は、普段耳にする機会の多いピアノとのアンサンブル以上に、楽曲からハンガリーの風味を強く立ちのぼらせています。
■2014年9月3日(水)発売
北牧香絵(Vn)
『北牧香絵ヴァイオリンリサイタル』
KK-1001 2,778円 + 税
[収録曲]
ベートーヴェン: ヴァイオリンソナタ第5番 ヘ長調 作品24「春」
ブラームス: ハンガリー舞曲第5番 嬰ヘ短調
モンティ: チャルダッシュ
サラサーテ: ツィゴイネルワイゼン 作品20
[録音]
2013年8月8日、東京“銀座ヤマハホール”