ペルーにてアンデス音楽を研究し、現在は秩父にて“秩父前衛派”を名乗り作曲家・ギタリスト・映画監督として活動する
笹久保伸と、イギリスを拠点に活動する作曲家の
藤倉大による、世にも不思議なサウンド・インスタレーション
『マナヤチャナ』(SICC-30176 2,600円 + 税)が9月17日(水)に発売されます。
アルバム表題かつ収録1曲目の“マナヤチャナ”は、ペルー語で「未知のもの」を意味します。本作は、もともとフェイスブックで初めて出会った笹久保と藤倉が意気投合し、笹久保がギターのサンプルのデータをロンドンの藤倉に送り、藤倉がそれにエレクトロニクス処理を施してまた笹久保に戻し、それをもとに笹久保がさらなるパーツを録音して送り……という作業を繰り返して完成されたもの。笹久保のアンデス音楽的な要素と、現在もっとも先鋭的な作曲家である藤倉のトリートメントによって、これまで誰も生み出したことのないような音楽ができあがりました。決して難解なものではなく、一種のアンビエント、エレクトロニカとしても聴けるもので、いっぽうジャズやワールドミュージック、ポップスの要素も根底にはらみつつ、また聴き手には映像を喚起させるようなテクスチュアも感じさせます。日本先行発売です。