亡くなったはずの最愛の人が、ある日突然生きて戻ってきたら?――9月6日より完全無料のBSテレビ局「Dlife」(
www.dlife.jp)にて日本での独占初放送が開始された米ABCの新TVシリーズ「よみがえり 〜レザレクション〜」。同作のナビゲーターに、就任映画コメンテーターの
LiLiCoが就任。
映画のみならず海外ドラマへの造詣も深いLiLiCoは、「一番最初に中国で目を覚ました少年ジェイコブが、実は亡くなった時のまま、歳も取ってないことが明らかになって、そこからもう一気に虜でした。このドラマにはたくさんの登場人物が出てくるけど、すごく分かりやすいんです。ちゃんとキャラが整理されている脚本がすごく上手い! でも同時にちょっとした言葉が伏線になっていたりして、ミステリーとして本当に考え抜かれた作品作りをしているなと思いましたね。こんなにもハマった作品は本当に久しぶりです。一応私も考えるんですよ、“ちょっと待てLiLiCo、明日は4時起きだぞ”って(笑)。だけど続きが見たいという誘惑に負けてしまって“あと1話だけ”ってなってしまう。『よみがえり〜レザレクション』を見ている間は、完全にこのドラマを軸に生活していましたね(笑)」と本作を絶賛。
『キリング / 26日間』『ダメージ』を手がけたアーロン・ゼルマン監督ならではの人物描写や、主演を務める
オマー・エップスをはじめとするキャストの活躍については「このドラマは男女関係なく楽しめるんです。いい男もいればとんでもない悪人もいるし、心優しいお母さんもいれば、意地悪なご近所さんもいる。でもそういう悪役にも“あれ?”と思わせる部分があったり……。絶対悪な人はいないんですよね。ジェイコブが蘇ってきたことで、小さな町で暮らす人たちの心にたくさんの波紋が広がっていく様子を丁寧に描いているので、必ず誰かしらに共感を覚えると思います。このドラマを見て、きれいに生きようって思いましたからね(笑)大切な人が蘇ったのに、自分のところに帰ってこなかったら悲しすぎるから。一方で自分のドライな一面も発見したり……。誰に共感するかによって、自分の本当の性格が分かりますね(笑)。それに俳優さんたちの演技がみんな素晴らしいんですよ。すごく些細な表情からも感情がグっと伝わってきて感動しっぱなしです。このドラマはそういう実力派俳優たちの演技を楽しむ作品でもあるんです」とコメント。
物語のコアとなる“よみがえり”という現象に関しては「もし亡くなった大切な人がよみがえってきたら、叫びますね(笑)。でもドラマの登場人物たちは意外と冷静だから、実際はそんなものなのかも。あまりの出来事に、かえって冷静なリアクションになるかもしれない。だって叫んだら消えちゃったりとか、そんな想像が働くでしょ?だからすごくリアルな心の動きを追及しているのかな、と思いますね。もし本当にそんなことが起こるなら、私はやっぱり母親に戻ってきてもらいたいな。そして言えなかったことを伝えたいですね。でもだからこそ、生きているうちに全ての感謝を伝え、後悔しない生き方をしましょうというのがこのドラマのメッセージだと思うんです。ミステリーとしてはまだまだ謎も多いドラマなので、いろいろ考えますね。宇宙人なのか、何かの実験の結果なのか……。でも誰かが引き起こしたことなら、これはみんなにもっと愛を感じてねっていう意味で起こしたことだと私は思いたい。こんな風に自説を考えてみんなで話し合えるのがまた面白いんですよ。だからできたら何人かで一緒に見て欲しいですね」と語っています。
(c)ABC Studios