2004/04/01掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
ビーチ・ボーイズの
ブライアン・ウィルソンの娘、カーニーとウエンディの2人と、
ママス&パパスのジョン&ミッシェル・フィリップスの娘チャイナが結成し、その親譲りの絶妙なハーモニー&コーラスで、90年代初頭に絶大な人気を誇った、
ウィルソン・フィリップス。「ホールド・オン」「リリース・ミー」などといったヒット曲を生み出し、その甘酸っぱいメロディで熱狂的な支持を得ていた彼女たちですが、結局、
『ウィルソン・フィリップス』(写真)
『光の影のドラマ』の2枚のアルバムを発表するのみで、残念ながら、バンドは解散に。バンド解散後は、チャイナ・フィリップスは
ソロで、ウィルソン姉妹は父ブライアン・ウィルソンと共に
ウィルソンズを結成するなど、90年代後半からは、それぞれ別々の道を歩んでいた彼女たちでありますが、な、なんと、このたび、その彼女たちが“ウィルソン・フィリップス”として再び共に活動をすることになったそうなのです!!
現在、彼女たちは約12年ぶりとなる復活作のレコーディングを行なっている模様で、『Pacific Coast Highway』と題されたその復活作は、現在までのところ、“Columbia Records”より、5月25日にUSにてリリースされる予定。伝えられていることによれば、なんでもアルバムには、ママス&パパス「マンデー・マンデー」を始め、ビーチ・ボーイズ「イン・マイ・ルーム」、リンダ・ロンシュタット「悪いあなた」、フリートウッド・マック「オウン・ウェイ」のカヴァー曲が収録されている模様で、また曲名は不明なものの、ジャクソン・ブラウンやイーグルスのカヴァー曲なども収録される模様です。過去にリンダ・ロンシュタットやジェイムス・テイラーなどを手掛けた大物プロデューサー、ピーター・アッシャーがプロデューサーに起用されている点にも注目な本作でありますが、父ブライアン・ウィルソンがゲスト参加(!)しているそうなので、そういった点からも大いに注目です。当初は親の七光りからスタートしたものの、その綿密に練り上げられたメロディと女性3人組ならではの特徴を生かした複雑なコーラスで、多くのファンを虜にしてきた彼女たち。“才能は遺伝する”と思わすような、その抜群のセンスは今回の再結成でも生きていると思われますので、是非ともアナタも聴いてみてください! これは注目ですぞ!!