2011年3月、東日本大震災のため公演中止を余儀なくされた『マノン・レスコー』が、主要キャストを再集結させて復活します! 公演は3月9日(月)、12日(木)、15日(日)、18日(水)、21日(土・祝)の計5回、新国立劇場オペラパレスにて。全4幕(イタリア語上演 / 字幕つき)の上演です。
『マノン・レスコー』は、
アベ・プレヴォーの人気小説に基づいた、プッチーニ3作目にして出世作となったオペラです。18世紀のフランスとアメリカを舞台に、自由奔放に生きる美少女マノンと彼女に純愛を捧げる騎士デ・グリューの転落の物語を、プッチーニの甘く残酷なまでに美しい音楽が奏でます。演出は、新国立劇場で2014年5月『カヴァレリア・ルスティカーナ / 道化師』を手がけた名匠
ジルベール・デフロ(Gilbert Deflo)。白を基調とした装置に、伝統的なロココ風の衣裳による美しいプロダクションは、ベルリン・ドイツ・オペラなどで好評を博しています。
主要キャストは、2011年と同じ主要キャストが実現。マノン役を演じるのは、ブルガリアのスヴェトラ・ヴァッシレヴァ(Svetla Vassileva)です。マノン、蝶々夫人、トスカといった
プッチーニのヒロインをとくに得意とする、欧米で大活躍の美貌のソプラノです。デ・グリュー役は2014年、『道化師』カニオ役の絶唱が記憶に新しいグスターヴォ・ポルタ(Gustavo Porta)。レスコー役は、2012年『セビリアの理髪師』フィガロ役の圧倒的な歌唱で聴衆を魅了したダリボール・イェニス(Dalibor Jenis)です。指揮には欧州各地の主要歌劇場でイタリア・オペラを中心に活躍するピエール・ジョルジョ・モランディ(Pier Giorgio Morandi)が迎えられ、磐石の体制となっています。