イギリス音楽史に燦然と輝く作曲家、
パーセル(1659〜1695)と
ブリテン(1913〜1976)。両者のオリジナル歌曲と、ブリテン編曲のパーセル作品および民謡集を中心に収めたアルバム
『Fairest Isle 美しき島〜イギリスの歌 パーセルとブリテン〜』(ALCD-7188 2,800円 + 税)が5月7日(木)にリリースされました。
“イギリスのモーツァルト”などと評されるパーセルが開拓した英語のもつ音の輝き、自由さ、活力をいかした音楽を終生の規範としたブリテンは、パーセル作品を積極的に編曲し、250年前の偉大な作曲家の存在を現代に蘇らせました。“Fairest Isle=美しき島”で生まれたパーセルとブリテンの歌曲およびこの島で生まれた民謡を、柔らかな糸でひとつのプログラムに編み上げたのは気鋭のソプラノ
村井香子。ギター&リュートの
竹内太郎、ヴィオラ・ダ・ガンバの
平尾雅子、そしてピアノの
今川裕代ら名手たちによる最高のサポートを得た清冽な歌声が、心の奥底を震わせます。
連続テレビ小説『マッサン』や『花子とアン』でも話題になり、とくに中高年の間で大ヒットとなっている「広い河の岸辺 〜The Water Is Wide〜」(原題「ああ何たること、悲しいかな O Waly Waly」)ほか、「グリーンスリーヴズ」、「サリー・ガーデンズ」など、日本人にもなじみ深いメロディがブリテンのアレンジにより新たなる表情を見せます。