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フランス映画祭が開催決定、『ボヴァリー夫人とパン屋』のアンヌ・フォンテーヌ監督来日

アンヌ・フォンテーヌ   2015/05/11 14:55掲載
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フランス映画祭が開催決定、『ボヴァリー夫人とパン屋』のアンヌ・フォンテーヌ監督来日
 良質な作品の数々と豪華なゲストが来日し、映画ファンを魅了する〈フランス映画祭〉(unifrance.jp/festival/2015)が今年も6月26日(金)〜29日(月)に開催。今回は、フランスで4週連続興行成績第1位の大ヒットを記録した『ボヴァリー夫人とパン屋』(7月上旬より日本公開)の正式出品が決定しており、本作のアンヌ・フォンテーヌ監督(写真)も来日を果たします。

 平凡な夫婦と美しい青年の官能的な物語『ドライ・クリーニング』(1997年)、夫の浮気相手と妻の禁断の関係を描いた官能の物語『恍惚』(2004年)、そして親友の息子と愛し合う禁断の恋を描く『美しい絵の崩壊』(2014年)など、人間が持つ複雑な欲望を描いてきたアンヌ・フォンテーヌ監督。最新作となる『ボヴァリー夫人とパン屋』は、『屋根裏部屋のマリアたち』のファブリス・ルキーニ、『アンコール!!』のジェマ・アータートン主演で、有名小説をモチーフに、現実世界と混同するパン屋が巻き起こす官能的でユーモラスな新感覚なドラマ。――舞台はノルマンディーの美しい村。ボヴァリー夫人は、マルタンの作るやさしくて芳醇な香りのパンを愛し、マルタンは小説さながらの"彼女の恋"を覗き見する――。

 ちょっぴりユーモラスに、そして官能的に描いた大人のファンタジー『ボヴァリー夫人とパン屋』。素朴で美しい四季折々の風景と、スクリーンから香り立つ本場フランスパンの数々も見どころです。

(C)2014 - Albertine Productions - Cine-@ - Gaumont - Cinefrance 1888 - France 2 Cinema - British Film Institute

アンヌ・フォンテーヌ
1959年7月15日、ルクセンブルク生まれ。1980年に女優としてデビュー。1993年に第46回カンヌ国際映画祭批評家週間でも上映された『Les histoires d'amour finissent mal... engeneral』で監督デビューを果たしジャン・ヴィゴ賞を受賞。監督・脚本を務めた『ドライ・クリーニング』(1997年)は、第54回ヴェネチア国際映画祭最優秀脚本賞を受賞した他、セザール賞に5部門ノミネートされるなど高く評価された。2009年にはオドレイ・トトゥを主演に迎えたココ・シャネルの伝記映画『ココ・アヴァン・シャネル』を発表し、第82回アカデミー賞(R)衣装デザイン賞にノミネートされた他、第63回英国アカデミー賞複数部門ノミネート(衣装デザイン賞、外国語映画賞、主演女優賞、メイクアップ&ヘア賞)、第35回セザール賞衣装デザイン賞受賞他複数部門ノミネート(主演女優賞、脚色賞、撮影賞、美術賞、助演男優賞)など、世界的な評価を得た。

『ボヴァリー夫人とパン屋』
2015年7月上旬、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー

[STORY]
パリから故郷、ノルマンディーの美しい村に戻り、父親のパン屋を継いだマルタン。毎日の単調な生活の中で、文学だけが想像の友、とりわけ、ぼろぼろになるまで読みふけっているのは、ここノルマンディーを舞台にしたフローベールの『ボヴァリー夫人』。そんなある日、隣の農場にイギリス人のチャーリーとジェマ・ボヴァリー夫妻が引っ越してくる。マルタンは、自分の作ったパン・ド・カンパーニュを官能的に頬張るジェンマに魅了され、日々、彼女から目が離せない。ところがジェマが年下の男と不倫するのを目撃したマルタンは、このままではジェマが“ボヴァリー夫人と同じ運命を辿るのではないか?”と、頭の中で小説と現実が入り交じった妄想が膨らみ……。


監督: アンヌ・フォンテーヌ
原作: ポージー・シモンズ
脚本: パスカル・ボニゼール / アンヌ・フォンテーヌ
音楽: ブリュノ・クーレ
出演: ファブリス・ルキーニ / ジェマ・アータートン / ジェイソン・フレミング / ニール・シュナイダー
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