2004/05/12掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
以前にお伝えしたように、どこの企業グループにも属さない“世界最大級の独立系音楽会社”として新たに生まれ変わった“世界5大メジャー”と呼ばれるレコード会社のひとつ、ワーナー・ミュージック。そんな同社がどうやら米国内でのCDの卸売価格を引き下げることなった模様です。
伝えられていることによれば、傘下のレーベルを含めた米国内で発売しているカタログ作品(発売から18ヶ月以上経過した作品)を、現在のCDの主流流通価格である$18.98(日本円で約\2,126)から、\13.98または$9.98(日本円でそれぞれ\1,566、\1,118)に引き下げる予定とのこと。また新作の方も$13.98または$11.98に引き下げる計画もあるそうです。
すでに同様のケースとして、
昨年9月にユニヴァーサル・ミュージック・グループが米国内でのCDの卸売価格を引き下げたことがあるなど、現在の米国では価格の見直しが今後を占う決め手となっている模様。世界的なCD販売不振に対して練られた対策が国によって違うのは仕方ないとしても、どこかの国のように輸入盤販売に規制をかけたり、動作保証をしないものを発売したりするのは、自らの首を絞める行為と言わざるえないものだけに、是非とも我が国でも米国の後を追って欲しいものです。なお、写真はワーナー・ミュージックを代表するアーティスト、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ『グレイテスト・ヒッツ』です。