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田中 泯も出演、竹馬靖具の監督作映画『蜃気楼の舟』がカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭に公式出品

2015/06/03 15:28掲載
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田中 泯も出演、竹馬靖具の監督作映画『蜃気楼の舟』がカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭に公式出品
 NHK連続テレビ小説『まれ』に出演中の舞踊家・田中 泯(出演)や、坂本龍一(テーマ曲「hwit」)、新国立劇場バレエ団プリンシパル・小野絢子(出演)など、そうそうたる顔ぶれの心を動かし、完成した映画『蜃気楼の舟』(監督・脚本: 竹馬靖具、出演: 小水たいが)。このたび、東欧最大の国際映画祭〈カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭〉におけるコンペティション(Forum of Independents . Competition)部門に出品されることが決定しました。

 チェコ共和国の西部に位置する温泉療養地としても有名なカルロヴィ・ヴァリ市で毎年開催されているカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭は、1946年に設立された世界的にも歴史のある映画祭のひとつ。今回『蜃気楼の舟』が上映される“Forum of Independents . Competition”は世界から集まる選りすぐりのインディペンデント映画を上映する部門です。

 『蜃気楼の舟』は、ホームレスの老人たちに住居を与え生活保護費をピンハネする“囲い屋”の青年が主人公の物語。ひきこもりの青年を描いた初監督作品『今、僕は』(2007年)が高い評価を受け、異例の大ヒットを巻き起こした竹馬靖具監督の第二作目となります。

『蜃気楼の舟』
2015年12月、渋谷アップリンクほか全国順次公開
ja-jp.facebook.com/shinkiro.film
twitter: @shinkiro2015

[STORY]
友人に誘われたことがきっかけで囲い屋で働き始め、能面のように無感情になった男は、ただ毎日を浪費していた。ある日、ホームレスのひとりに、自らの父を発見する。それまでホームレスたちをモノのように扱ってきたが、父との再会により、初めて揺れ始める男。男の揺れは、彼の日常ともう一つの別の世界とが交わるきっかけとなる。導かれるように父を連れて囲い屋を出た男は、自身の欠落を問うために車を走らせる。現実ともう一つの世界の間を揺れ動くドライブの中で父と訪れた廃墟には、母親の幻影がさまよっていた。そして、並行して描かれる、現実と幻想の狭間を航海する一艘の舟の意味するものとは……。

出演: 小水たいが / 田中 泯 / 足立智充 / 小野絢子 / 竹厚 綾 / 川瀬陽太 / 大久保 鷹 / 中西俊博 / 北見敏之 / 三谷 昇

監督・脚本: 竹馬靖具
撮影: 佐々木靖之
照明: 關根靖享
助監督: 池田健太
編集: 山崎 梓、竹馬靖具
録音: 上條慎太郎
整音: 鈴木昭彦
効果: 堀 修生
スタイリスト: 碓井章訓
ヘアメイク: 寺島和弥
プロデューサー: 竹馬靖具 / 汐田海平
テーマ曲: 坂本龍一“hwit”
音楽: 中西俊博
製作: chiyuw
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