2004/06/18掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
先日公開された映画『CASSHERN』の主題歌を手掛けたものの、今年は“Utada”名義で放つ全米デビュー・アルバム制作に全力を注いでいる、
宇多田ヒカル。日本のトップ・アーティストが全米でどう受け止められるのか、発売前から注目を集めていますが、その注目作のアルバム・タイトル等の詳細情報が、所属レコード会社アイランド・レコ−ズから先日発表されました。
発表によれば、アルバム・タイトルは「出発」を意味する『EXODUS』に決定したそうで、「EXODUS '04」「Wonder 'Bout」「Let Me Give You My Love」といった“チキチキ”ビートを生み出した
ティンバランドによるプロデュース曲が収録される予定です。その話だけ聞けば“R&B/Hip Hopアルバム”かと思いがちですが、同レーベル曰く、アルバムは“オルタナティブ、ポップ、ダンス、ファンク・グルーヴをミックスした作品”となっているとのこと。それを証明するかのようにアルバムには、アット・ザ・ドライヴ・インの元メンバーによって結成された、エモをはるかに越えたプログレッシヴ・ハードコア・バンド
“マーズ・ヴォルタ”(写真は
『ディラウズド・イン・ザ・コーマトリアム』)のドラマーJon Theodore参加の「Kremlin Dusk」という曲が収録される予定。日本でも作品を重ねるごとに、様々なジャンルがミックスされた作風へと変貌していった彼女だけに、海外のクセ者たちと共演した本作もかなり面白い作品となりそう。発売は今秋を予定しているそうです。