オーディオ評論家・故長岡鉄男が著書
「長岡鉄男の外盤A級セレクション(全3巻)」(共同通信社刊)の第1巻で激賞したことで知られるヴァイナル作品『カメルーンのオペラ / ラジオのためのジョゼ・ピヴァンの作品』が、SACD Hybrid仕様の
『カメルーンのオペラ[未発表4部分を含む]』(KKC-040 / オープン価格)としてキングインターナショナルより再登場。10月21日(水)より販売がスタートしています。
『カメルーンのオペラ』は、フランス国営放送のプロデューサーを務めていたフランスの録音作家、ジョゼ・ピヴァン(José Pivin)を中心に、ラジオ・カメルーン協力の下で制作されたフィールド・レコーディング作品。カメルーンの自然と人々が織り成す日常を切り取ることで、オペラのようなストーリーを構成しています。10のタイトルが振られているものの、ブランクなしのカッティングとなっていることも特徴のひとつです。長岡は同作について「このレコードの特長は生そのものといってよい自然な音色と、圧倒的な臨場感と、底知れぬ情報量である。装置次第でいくらでも情報が取り出せるというタイプで、音像は3次元的にリアル、音場も3次元的に広大である」と絶賛しています。
“原盤不明”のためCD化されることがなく、ヴァイナルが中古市場で高額取引され“幻の”作品となっていた同作の音源が、ina(フランス国立視聴覚研究所)に所蔵されていることが発覚。オリジナル・マスターから96kHz / 24bitリマスタリングが施され、SACD Hybridとなってライセンス・リイシューを果たした『カメルーンのオペラ[未発表4部分を含む]』は、ヴァイナルには未収録だった4トラックも追加された決定盤となっています。