日本人演奏家で初めて「ゴルトベルク変奏曲」をオフィシャルにレコーディングし、世に出したピアニスト・
神西敦子。1970年4月に収録され、日本コロムビアよりLPとしてリリースされた録音が、音源マスターテープからリマスタリングを施されてCDとなったアルバム
『バッハ: ゴルトベルク変奏曲』(PCD-7004 / オープン価格)が11月25日(水)にリリースされます。
神西敦子は、東京藝術大学卒業ののち同大学院専攻科を修了、その後ドイツに留学し、ベルリン大学で学んだピアニスト。1965年に帰国して以降は、武蔵野音楽大学で教鞭をとる傍ら、1976〜7年には『NHKピアノのおけいこ』に出演しました。また、ピアノ学習者が必ず出会う小品、名曲を集めた「ピアノ名曲集」のCDは、模範的な演奏として学習者に喜ばれています。京都市立芸術大学名誉教授を務め、現在も後進の育成に力を注いでいます。
神西の師である
ヘルムート・ロロフが“貴婦人のようなピアノ”と称したその演奏は、日本人初という貴重さだけでなく、1音1音をじつに丁寧、正確精緻に奏でる名演奏。「ゴルトベルク変奏曲」のレコーディング史のなかで、忘れてはならない演奏のひとつです。
■2015年11月25日(水)発売
神西敦子
『バッハ: ゴルトベルク変奏曲』
PCD-7004 / オープン価格
[収録曲]
01. J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988
[演奏]
神西敦子(p)
[録音]
1970年4月27日, 28日 東京 赤坂 日本コロムビア第1スタジオ(旧赤坂スタジオ)
※日本コロムビア音源(1970年)マスターテープからのリマスタリング