ピアニストの
伊藤憲孝と
高橋 望による4手連弾のピアノ・デュオ“Duo Lontano”(デュオ・ロンターノ)が、2016年5月19日(木)東京・荻窪 杉並公会堂でリサイタル“伊藤憲孝 + 高橋望《The Lontano〜遠い二重奏》ピアノ4手連弾の領域》”を開催。ハンガリーの現代作曲家クルターク(Kurtág György)編曲による
J.S.バッハの編曲や
ツェムリンスキーによる
モーツァルトのオペラ『魔笛』の編曲、4手連弾の名作と言われる
シューベルト「幻想曲」に加え、アメリカの現代作曲家ホワイト(Michael White)の作品を日本初演し、さらに2015年のローマ賞に選ばれた若き現代作曲家、酒井健治への委嘱新作を世界初演します。
“Lontano”は“遠い”を意味するイタリア語で、広島・尾道出身の伊藤と埼玉・秩父出身の高橋という2人の拠点が800キロメートル離れていることに由来。伊藤と高橋はそれぞれドイツで研鑽を積み、帰国後は全国各地でソロや室内楽での演奏、CDリリースなど、幅広く活動しています。音楽ジャーナリスト、池田卓夫の引き合わせによって、2012年にデュオとして初のリサイタルを開催し話題になりました。
普段は地元を拠点に活動を展開する2人ですが、デュオでの演奏が間近になると、800キロを移動して入念な音創りを行ないます。2人の豊かな音楽表現と演奏技術が重なり合い、ソロとは一味異なるピアノの壮大な音楽が楽しめます。なお当日は、池田と酒井がスペシャルゲストとして登場。ロンターノとのトークも聴きどころです。