日本のクラシック・ギター界を牽引する
荘村清志と
福田進一をプロデューサーに迎え、2006年8月より毎年夏に開催されているHakuju Hallの主催公演シリーズ“Hakujuギター・フェスタ”。その第11回目を数える〈第11回 Hakuju ギター・フェスタ2016 武満徹へのオマージュ2〉が、8月19日(金)から21日(日)にかけて東京・富ヶ谷 Hakuju Hallで開催されます。
〈Hakujuギター・フェスタ2016〉は、第1回目に続き再び、今年没後20年を迎えた作曲家の
武満 徹を特集。初日の“第一夜”では、武満のギター作品が生まれるきっかけとなった荘村清志が、武満への委嘱作品ほかを演奏します。後半はギター演奏だけでなく、アレンジャーとしての評価も高い
鈴木大介の編曲で、武満が生み出した多彩な映画音楽を鈴木、荘村、福田進一のギターが奏でます。
2日目の“第二夜”の前半は福田のソロ。後半は世界的フルート奏者の工藤重典が参加し、荘村、福田が武満のギター・デュオ作品を演奏することに加え、アコーディオニスト
cobaが武満へのオマージュとして挑んだ初のギターのための委嘱新曲も世界初演されます。同日開催の若手ギタリストの登竜門“旬のギタリストを聴く”には、高いテクニックと表現力を誇る逸材、
猪居 謙が登場します。
最終日の“フィナーレ”前半には、グラミー賞にもノミネートされたフランスの人気ギタリスト、
ジェレミー・ジューヴ(Jéré́my Jouve)がソロで登場。後半では、世界を舞台に活躍する注目のカウンターテナー藤木大地と荘村、福田らによって、武満の『SONGS』からの歌曲作品が演奏されます。
また1階サロンでは、今年も“ギター・マルシェ”を開催。ギター関連のCD、楽譜、小物などの販売から、爪のお手入れワンポイントアドバイスコーナーなど、ギターファンが楽しめる空間となっています。