世界的に注目されるアメリカの音楽賞、第59回〈グラミー賞〉のノミネートが発表されました。
坂本龍一が映画
『レヴェナント』の
音楽で“ベスト・スコア・サウンドトラック・フォー・ビジュアル・メディア賞”の候補となったほか、最新作
『レモネード』が高く評価された
ビヨンセと、アルバム
『25』が全世界で2000万枚のセールスを記録した
アデルが多くの部門でノミネートされています。授賞式は2017年2月12日(日)、司会にジェイムス・コーデンを迎え、ロサンゼルスのステイプルズ・センターで行なわれます。
新人賞には、チャンス・ザ・ラッパー、
アンダーソン・パークらに加え、“ポスト・
テイラー・スウィフト”といわれるケルシー・バレルーニがノミネート。〈ノーベル賞〉を受賞した
ボブ・ディランが“ベスト・トラディショナル・ポップ・ヴォーカル・アルバム”とブートレッグ・シリーズ
『ザ・カッティング・エッジ 1965-1966』で“ベスト・ヒストリカル・アルバム”の2部門にノミネート。“ベスト・ヒストリカル・アルバム”には、ワールド・ミュージック・ファンに注目された『Music Of Morocco From The Library Of Congress: Recorded By Paul Bowles, 1959』(Dust-To-Digital)もノミネートされています。
昨年
小澤征爾が受賞した“ベスト・オペラ・レコーディング”には、ペルー出身の指揮者、ミゲル・ハース=ベドーヤの『ヒグドン: 歌劇「コールド・マウンテン」』がノミネート。“ベスト・ジャズ・ヴォーカル”では
ルネ・マリー、一昨年の同賞ウィナーである
グレゴリー・ポーターを選出。“ベスト・ジャズ・インストゥルメンタル・アルバム”には、
ジョシュア・レッドマン&
ブラッド・メルドー『ニアネス』、
ピーター・アースキン『ドクター・アム』などがノミネート。ノミネートの詳細はグラミー賞のオフィシャル・サイト(
www.grammy.com/nominees?genre=All)で公開されています。