2004/09/17掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
今から遡ること約2年前。
「コピー防止CDがついに日本でも発売!!」と題して日本で初めて発売されることになったCCCD(コピーコントロールCD)を当欄でもご紹介しましたが、その業界初のCCCDを発売したエイベックス株式会社がCCCDの採用について見直しを図ることになったそうです。(写真は導入第1弾作品のひとつ
Do As Infinity『Do The Best』)
これは本日
公式HPなどで発表されたもので、それによれば、今までは全作品を対象にコピーコントロール機能を施していましたが、今後は商品ごとに施すか否かについて弾力的に決定していくとのこと。
今回の決定について同社は「著作権の重要性を啓発し、悪意なく行われているカジュアルコピーを防ぐ、当初目的に対し、一定の成果をあげることができた」「iPodに代表されるようなHDDミュージックプレーヤーのさらなる普及を予想しており、新しい音楽の楽しみ方に対応すること」を理由に挙げています。
また、同社は今後、SACD(スーパーオーディオCD)やDVDオーディオを積極的に採用することも併せて発表。SACDはCDとの、DVDオーディオはDVDビデオとのハイブリッド仕様にするほか、5.1chサラウンド対応の音源も収録していく予定です。
今までCCCD導入の旗手でもあった同社の路線変更なだけに、他のレコード会社にも波紋が広がる可能性はあり。今後の動向に注目を!