コロムビアレコード移籍第1弾シングル「
夜のペルシャ猫」(COCA-17360 1,204円 + 税)を11月29日にリリースした
タブレット純が、同日に東京・浅草ヨーロー堂にて発売記念イベントを開催。初の単行本「
タブレット純 音楽の黄金時代 レコードガイド」の発売日でもあったこの日は、両作の購入者60名で満席。終演後はファンとの握手会も実施されました。
タブレット純は、ムード歌謡の老舗グループ“
和田弘とマヒナスターズ”最後のヴォーカリストを務め、現在は歌謡漫談などで寄席やお笑いライヴにて活躍。その奥深い歌謡曲への造詣から、ラジオ日本で放送中の冠番組「タブレット純 音楽の黄金時代」にも出演しています。
イベント時のマスコミ向け会見に臨んだタブレット純は、今回の作品の制作背景について「
中川博之先生の未発表曲を、奥様で作詞家の高畠純子先生とお食事をさせていただいたときに『埋もれている曲があって、あなたに合うんじゃないかと思うので、あなたに歌って欲しい』といういきさつがありまして。「夜の銀狐」という、気高い狐の歌があって、では猫がいてもいいだろうということでご夫妻が作られ、未発表のままになっていたという楽曲だったらしいです。もともと中川先生の作品のファンでしたので、ファンであるからか、緊張しながらレコーディングしました。高畠先生からは『悪女の気持ちになりなさい』という風に言われて、なかなか気高い雰囲気やゴージャスな雰囲気を作るのが難しかったですが、自分の性格が猫に似ているところがあるので心境は分かりやすかったです」と明かしました。
なお、12月12日(火)に東京・江古田マーキー、12月19日(火)には神奈川・横浜 日ノ出町 C'est la vie.にて〈新曲「夜のペルシャ猫」&番組本「タブレット純 音楽の黄金時代 レコードガイド」発売記念ライブ!!〉の開催も決定しています。
[オフィシャル・レポート] ペルシャ猫をイメージしたという衣装で「愛の讃歌」を歌い登場したタブレット純は「今日は平日にもかかわらず、こんなにたくさんの方々に集まっていただきまして、どうもありがとうございます。」と盛況の会場にお礼を述べると「今日は11月29日、“いい服の日”でもあるということで、今回の「夜のペルシャ猫」にちなんで、ペルシャ猫をモチーフにした衣装を作っていただきました。今日は短い間ですが、ごゆるりとお付き合いください」と挨拶。続けて石原裕次郎の「サヨナラ横浜」、斉条史朗の「女の童話」と歌唱すると、マイクを愛用のギターに持ち換え、森雄二とサザンクロスの「足手まとい」、渥美清の「男はつらいよ」を自分に置き換えた替え歌で披露し盛り上げた。
カップリング曲「あなたのためなのよ」については「これも中川先生の出世作となった「ラブユー東京」のロス・プリモスさんの曲をカバーさせていただきまして、すごくいい曲になっています。レコーディングではひとりムードコーラスということで、ひとりでコーラスなんかにも挑戦させていただいて、いい勉強になりました。中川先生のよさが出ている切ないムードコーラスの楽曲になっています」と語り、その歌声で魅了する。イベントは最後に「ステージでもじっくり聴かせられる歌手になりたいと思います。15年歌手をやってきて、また新曲を出すことができると思っていなかったので、本当にこの歌をしっかり売っていけるように頑張りたいと思います。今日は本とCDの両方の発売日ということで、集大成のような感じです」とコメントし、新曲「夜のペルシャ猫」でステージを終えた。
マスコミ向けの取材に応じたタブレット純は「集まっていただけるか不安だったので本当に嬉しく思いました。(リリースについて)中川博之先生の未発表曲を、奥様で作詞家の高畠純子先生とお食事をさせていただいたときに『埋もれている曲があって、あなたに合うんじゃないかと思うので、あなたに歌って欲しい』といういきさつがありまして。「夜の銀狐」という、気高い狐の歌があって、では猫がいてもいいだろうということでご夫妻が作られ、未発表のままになっていたという楽曲だったらしいです。もともと中川先生の作品のファンでしたので、ファンであるからか、緊張しながらレコーディングしました。高畠先生からは『悪女の気持ちになりなさい』という風に言われて、なかなか気高い雰囲気やゴージャスな雰囲気を作るのが難しかったですが、自分の性格が猫に似ているところがあるので心境は分かりやすかったです。」と制作背景を明かすと、「来年にむけて、ぎりぎりでCDや本を出せたり、ラジオ番組もはじめは不安だったのが本を出せるほど軌道に乗ってきたりと、いい年だったなと思います。漢字一字であらわすと『猫』ですかね。来年の紅白を目指したいと思います。この新曲がロングヒットになって、2018年の紅白に出れたらいいなと思います」と意欲を燃やした。
