クラリネット奏者の
マルティン・フレスト(Martin Fröst)、ピアニストの
リュカ・ドゥバルグ(Lucas Debargue)、ヴァイオリニストの
ジャニーヌ・ヤンセン(Janine Jansen)、そしてチェリストの
トーレイヴ・テデーン(Torleif Thedéen)という現代クラシック界きっての個性派4名が、『
メシアン: 世の終わりのための四重奏曲』(SICC-30482 2,600円 + 税)を5月23日(水)にリリース。
この曲は、20世紀フランスの作曲家
メシアンが、第2次大戦中ドイツ軍の捕虜となり、捕らわれた収容所内で1940年に書きあげた作品。その経緯から特殊な編成で書かれており、初演は1941年1月15日、収容所内で行なわれました。
17年前に出会ったフレストとヤンセンは、この曲で初めて共演。さらにその時、チェロは本作と同じくテデーンが務めていました。その3人にドゥバルグを加えたこの4人による顔ぶれでは、2017年8月4日にスイス(ヴェルビエ音楽祭)、12月4日にカナダ・ケベック、5日に同トロント、7日に米カーネギー・ホールで演奏しています。