今年は全3部門23の級とカテゴリーに、のべ45,755組が参加した第42回〈ピティナ・ピアノコンペティション〉が終幕。年齢制限のないソロ部門の最高峰“特級ファイナル”が8月21日(火)に東京・赤坂 サントリーホールで開催され、角野隼斗(22歳 / 東京大学大学院1年生)が特級グランプリを受賞。銀賞は上田実季(21歳 / 東京藝術大学4年生)、銅賞は古海行子(20歳 / 昭和音楽大学3年生)、入選は武岡早紀(22歳 / 東京藝術大学4年生)でした。
1966年に創立されたピアノ指導者の団体で、全国に約16,000人の会員と580箇所の拠点を持つ一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)が主催する、世界最大規模のピアノ・コンクール〈ピティナ・ピアノコンペティション〉。そのなかでも最上級にあたる“特級”(年齢制限なし)は、4段階、計2時間半におよぶ課題が要求され、“最も国際コンクールに近い国内コンクール”を標榜しています。
なお、来場者の投票で決まる“聴衆賞”の結果は、第1位に古海(477票)、第2位に上田(454票)、第3位に角野(286票)、第4位に武岡(189票)。古海が2018年度特級の聴衆賞を授賞することが発表されています。
Photo by ©平舘 平