竹内まりやの1984年発表の「プラスティック・ラブ」をリエディットした音源がアメリカの音楽サイト発信で大きな話題となるなど、国内外で盛り上がりを見せているシティー・ポップのムーブメントを巻き起こした張本人のひとりである韓国のプロデューサー / DJのNight Tempoが、
Winkの楽曲をアレンジした作品『Wink - Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ』に続くオフィシャル・リエディット企画第2弾として、『杏里 - Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ』を7月24日(水)に配信リリース。
角松敏生と
ダフト・パンクをこよなく敬愛し、日本の80年代ポップスやアイドルの作品のカセット・テープ収集家にして、欧米で生まれたネット発の音楽ジャンル「ヴェイパー・ウェイヴ」シーンの人気アーティストでもあるNight Tempo。自らのサウンドを“フューチャー・ファンク”と称し、フィルター・ハウスをベースに、21世紀にアップデートしたダンス・ミュージックをトレードマークとし、今年の米サンフランシスコやニューヨークでのイベントではリエディットされた昭和の日本語ポップスのDJプレイで会場を大いに盛り上げました。また、7月6日(土)にはロサンゼルスのFonda Theatreで開催される盟友、米ヴェイパー・ウェイヴ・アーティストのYoung Baeのイベントにゲスト出演するなど、本国の韓国ばかりではなくアメリカでも幅広く活動しています。
杏里の楽曲をアレンジした作品集『杏里 - Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ』には、シティー・ポップ・シーンで人気の「Remember Summer Days」をはじめ、「Lady Sunshine」「Love Is A Two Way Street」「Groove A Go Go」の全4曲を収録。Night Tempoによりフューチャー・ファンクにアップデートされています。なおジャケット・アートワークは前作に続き、Night Tempoとタッグを組んで活動している韓国のレトロ・ペインティング・アーティスト、
tree 13が手掛けています。
Night Tempoは本作について、「City Pop、Future Funk、“世界の重要人物=杏里”さんの素敵な夏のアンセムでオフィシャル・昭和グルーヴを作ることができて、感激しました。“僕の神=角松敏生”さんがプロデュースした『Remember Summer Days』『Lady Sunshine』と、隠れた名曲『Groove A Go Go』『Love Is A Two Way Street』まで!最高な夏です」とコメントを寄せています。
6月にはTBSラジオによるイベント〈ASIAN MUSIC JUNCTION vol.1〉で注目の若手アジア系アーティストと共演、同ラジオの人気番組「アフター6 ジャンクション」にも出演し、
宇多丸(
RHYMESTER)と昭和歌謡 / シティー・ポップ談義で花を咲かせたNight Tempo。
一十三十一や
Ghost like girlfriendといった日本人アーティスト楽曲のリミックスも手掛けるなど、日本での存在感が着実に増している中、ロサンゼルス公演後には、7月28日(日)に〈FUJI ROCK FESTIVAL '19〉 に出演。レッドマーキー・ステージにて深夜でのDJプレイが決定しています。