2005/02/18掲載(Last Update:15/03/03 17:27)
多くの隠れ名盤が存在する英国ロック。そのなかでもさまざまなジャンルへ分化していった時代、70年代の英国ロック名盤全10タイトルが、紙ジャケット仕様にて、初回限定生産限定5,000枚で3月23日にユニバーサル ミュージックよりリリース!
そのラインナップは、
ケヴィン・エアーズ、
パトゥ、
フォザリンゲイ、
ニルヴァーナ(UK)、
アルマゲドン、
イリュージョン。かなりディープなタイトルが揃っており、監修は雑誌『ストレンジ・デイズ』によるもの。可能な限り最良のマスターを採用、オリジナル・デザインを可能な限り再現した紙ジャケットを予定しており、やはりマニアなら見逃せないものとなっていますよ。
そのラインナップを簡単にご紹介すると……
※各\\2,141(税込)
●ケヴィン・エアーズ
『夢博士の告白+3』(UICY-9531)
1974年発表のアイランド移籍第1弾。シンガー・ソングライター、ケヴィン・エアーズのなかでも、最もプログレッシヴ・ロック色の強い作品。
●ケヴィン・エアーズ
『スウィート・デシーヴァー+2』(UICY-9532)
元パトゥの
オリー・ハルソールを共同プロデューサーに迎えて制作された1975年作品。ロック、ボサ・ノヴァ、トロピカルな曲などケヴィン流のポップな曲が揃った名作。
●パトゥ
『パトゥ』(UICY-9533)
1970年発表。ブリティッシュ・ブルース・ロック・バンド、パトゥのデビュー作。ソウルフルなマイク・パトゥのヴォーカル、オリー・ハルソールのギターによるジャジィなブルース・ロック。
●パトゥ
『ホールド・ユア・ファイア』(UICY-9534)
イエスのジャケットなどで知られるロジャー・ディーンによる特殊ジャケットも魅力の2ndアルバムで1971年発表。ブルースをベースにしつつも、さまざまな音楽要素を融合させた個性的なサウンド。
●フォザリンゲイ
『フォザリンゲイ+ボーナス・トラック(仮)』(UICY-9535)
フェアポート・コンヴェンションを脱退したサンディ・デニーが結成したフォーク・ロック・グループ唯一の作品。1970年発表。
●ニルヴァーナ(UK)
『局部麻酔』(写真・UICY-9536)
ブリティッシュ・サイケデリアを代表する存在として知られるニルヴァーナ。ヴァーティゴに移籍して発表された1971年作。ポップ路線から一線を画したプログレッシヴな作品。キーフによる不思議で印象的なジャケット。
●ニルヴァーナ(UK)
『愛の賛歌』(UICY-9537)
レーベルをフィリップスに移籍して発表した1971年発表の5作目。60人のオーケストラ、ゲストなどの多彩さはもちろん、サイケ、ポップ、ブルースなどが渾然一体となった名作。
●アルマゲドン
『アルマゲドン』(UICY-9538)
ヤードバーズのヴォーカリストで知られるキース・レルフが、ルネッサンスののちに結成したヘヴィ・ロック・バンドの唯一の作品。ワウによるギター・サウンドが聴ける1975年発表。
●イリュージョン
『醒めた炎』(UICY-9539)
アルマゲドン解散後、ルネッサンスの再編を目論んでいたなかで、キース・レルフが亡くなり、その遺志を継ぐ形で結成されたイリュージョン。キースの妹ジェーン・レルフをフロントに据えたデビュー作。1977年発表。
●イリュージョン
『幻想の翼』(UICY-9540)
はかなくも美しいジェーン・レルフの歌声、アルバム・ジャケットの世界と同様の幻想的なサウンドが魅力の1978年発表作。パンク出現の時代とは思えないほどの深い味わい。