テクノロジーとアートを融合させた新世代エンタテインメント〈The Infinity Ball 〜between earth & sky〜〉(以下、〈The Infinity Ball〉)が、9月14日(土)から16日(月・祝)まで神奈川・横浜赤レンガ倉庫にて開催されました。
音楽とダンスに最新のドローン技術を組み合わせた没入感の高いステージを手掛けたのは、「シルク・ドゥ・ソレイユ」の創設者であるギー・ラリベルテが率いるエンタテインメント集団「Lune Rouge Entertainment(ルナルージュ・エンタテインメント)」。革新的な技術や芸術的プロジェクトの専門家、熟練したアーティストの集団である彼らが日本で初めて手掛けるショーとしても話題を呼びました。
特設ステージにて、“発見と繋がりの物語”というテーマに沿ってパフォーマーたちが躍動感あふれるダンスで盛り上げると、その声に応えるように100機以上のドローンが一斉に夜空に浮かび上がり、会場からは大きな歓声が上がりました。幻想的な雰囲気の中、地上でのパフォーマンスに合わせてドローンが一糸乱れぬ飛行で横浜港の夜空に天の川や巨大なハートマークを作り上げるなど、観るものを圧倒するショーが繰り広げられました。
地上のパフォーマーたちの息の合ったダンスと、夜空を覆うドローンが織りなす光のバレエダンスの融合に、会場は大いに盛り上がりました。ショーの終盤では、パフォーマーたちがステージから客席に下りて大きなボールを使って観客と一緒に踊る一幕もあり、子どもから大人までが楽しんでいました。
なお、初日となった14日のオープニング・イベントには、スペシャル応援アンバサダーを務めるお笑いコンビの
カミナリ(
竹内まなぶ、
石田たくみ)が登場。横浜が石田と夫人との思い出の場所であることを交えつつ、実際に観てみないと実感できない〈The Infinity Ball〉を、まだ観ていない観客に伝えるという難しいテーマで漫才を披露して会場を沸かせました。
〈The Infinity Ball〉のショーを観終えた竹内は、「人の力であるダンスとドローンという技術の力の融合がすごかったです。東京オリンピックの開会式でやるのかなと想像しました」と感想を述べ、石田も「近未来のエンタテインメントってこういうことなんだな」と語りました。