アンナ・ウォルツの児童文学「ぼくとテスの秘密の七日間」を映画化した「恐竜が教えてくれたこと」が、2020年3月に東京・シネスイッチ銀座ほかにて全国順次ロードショー。公開に先駆け、予告編とポスター・ヴィジュアルが公開されています。
都会の喧噪とは遠く離れた避暑地の島を舞台にした本作は、ヨーロッパ映画らしいきらびやかなバカンスムービーとして幕を開けます。監督は、バラエティ誌の“2019年に観るべきヨーロッパの監督10人”に選出されたオランダの新たな才能、ステフェン・ワウテルロウトが務め、本作で長編デビューを飾ります。
公開されている予告編では、現実と空想の狭間を行き来する主人公サムの姿を繊細なタッチで描くとともに、風変わりで謎めいたテスに心惹かれていくサムの甘酸っぱい初恋物語を軽やかでユーモアたっぷりに描かれています。サムが家族や大切な人たちと触れ合いながら、目覚ましい成長を遂げていくひと夏の愛おしい一瞬一瞬を切り取っています。合わせて公開されているポスターの、“地球最後の恐竜は、自分が最後って知ってたのかな?”というキャッチコピーからも、サムがたどり着く“素敵な何か”に期待を膨らませてくれる内容となっています。
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