1974年から80年代にかけて、ドイツ・フランクフルトを拠点にトルコ音楽をリリースしていたレーベル「UZELLI」の音源から、トルコの伝統楽器サズにピックアップを付けたエレクトリック・サズをフィーチャーする、ファンキーな楽曲ばかりを収録したコンピレーション・アルバム『
UZELLI ELEKTRO SAZ』(CD RTMCD-1430 2,500円 + 税)が2月10日(月)に発売されます。
選曲を担当したのは、日本にもたびたび来日しているトルコのバンドで、エレクトリック・サズを使用する
ババズーラのエスマとムラット。当時は多くがカセットテープのみでのリリースだったこともあり、収録音源はこれまで触れることができなかった貴重なものばかりです。
UZELLIはドイツで暮らすトルコ系移民に故国のの音楽を届けるために設立され、77年にはトルコ・イスタンブールにカセットテープの製造工場を建設。流通、マーケティング、映像製作など事業を拡大して精力的に活動しましたが、CDの波に押され90年代はじめにレーベル部門が廃止されました。その後、時を経て2017年にコンピレーション・アルバム『UZELLI PSYCHEDELIC ANADOLU』で突如再始動しています。オフィシャル・サイトには70年代から80年代にかけてリリースされた膨大なバックカタログがまとめられてるほか、一部の作品はSpotifyやApple Musicなどで聴くことができます。