東京都渋谷区にオフィスを持つアースガーデンが主催する〈ハイライフ 八ヶ岳2020〉が、山梨県北杜市のサンメドウズ清里を会場に2日間にわたる音楽フェスティバルを実施しました。9月12日、13日の2日間で35組のアーティストが出演し、約3,000人が来場、コロナ対策を取り入れた“新しい時代のフェス”を開催することができました。
初日は晴天から霧雨が交互に、2日目は終日霧の立ち込める幻想的な雰囲気となり、約1600mという標高の山らしい天気の中での開催となりました。来場者は事前に、個人情報の登録や接触感染アプリのダウンロード、来場時の検温などを対応していただくため、一時的に長蛇の列ができたものの、各自前後距離を取り、落ち着いて入場いただくなど、大きなトラブルもなく進んでいきました。
会場内メインステージ「ハイライフステージ」には200脚の椅子を一定の間隔を空けて配置。着座かその場で立って鑑賞してもらうことで、前方が密集しないように対策しました。観客の集中するライヴでも、スタッフの声がけや誘導はもちろん、来場者が自主的に気を使い、間隔を開けたり、マスクを適切に着用するなどコロナ禍の音楽フェスにおける新しい楽しみ方が見受けられました。
〈ハイライフ 八ヶ岳〉はNHK「おはよう日本」にイベント準備段階から密着取材していただきました。運営の裏側から地域の人々の取り組みを特集として取り上げてもらっています。オンエアは9月19日(土)朝7時台の予定です(放送の都合により、変更になる可能性もございます)。
主催のアースガーデンはコロナ時代に対応した場づくりを「#ライブフォレスト」でトライアルを繰り返し、人数制限、ソーシャルディスタンスの確保、検温やマスク着用の徹底など、ご来場いただくお客様のご理解とご協力で完成する「withコロナ・フェス」のノウハウを確立。〈ハイライフ 八ヶ岳〉に向け、さらに拡大充実させることができました。〈ハイライフ 八ヶ岳2020〉のコロナ対策は
専用ページにてご確認いただけます。
また、“
公式サイトNEWS”では、
おお雨(
おおはた雄一+
坂本美雨)、
加藤登紀子、
クラムボン、
MONO NO AWARE、
ROVOらアーティストのステージの様子をまとめています。
[フェスを終えて オーガナイザーよりコメント]音楽フェスの多くが開催を断念していく中で、〈ハイライフ 八ヶ岳〉が3000人を超える参加者を集めて開催できたのは、地域地元の皆さんのご理解と、出演アーティスト皆さんの御協力があってのことでした。そしてもちろん、現状のコロナ禍の世の中の重圧の中で、様々な対策に理解と積極的な協力と共に参加の一歩を踏み出してくれた、3000人の参加者の皆さんの賛同こそが開催のチカラでした。私自身が最も印象的だったのは、主催者として少し心配になる密度のクラムボン出演の時の客席で、皆がしっかりマスクを着用してステージの始まりを待っている、笑顔と穏やかな喜びが広がる姿でした。
感染抑制へどれだけの対策を取れば十分なのか誰にも分からない中で、自然発生的に生まれたあの時のみんなの姿が、これからの私たちの在り方を示しているように感じています。
ご参加、ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。――ハイライフ八ヶ岳プロデューサー 鈴木幸一