フランス映画「Rémi sans famille」が邦題「家なき子 希望の歌声」として11月20日(金)より東京・YEBISU GARDEN CINEMA、東京・109 シネマズ 二子玉川ほかにて全国ロードショー。アントワーヌ・ブロシエ監督によるコメントと追加場面写真が公開されています。
19世紀に発表され、日本でも3度にわたりアニメ化されて親しまれてきた児童文学の金字塔を完全映画化。美しい歌声も披露するレミ役マロム・パキンは撮影当時11歳、そのけなげさと勇敢さ、無垢なかわいらしさで観る者を魅了します。フランス映画界の至宝
ダニエル・オートゥイユや
リュデュヴィーヌ・サニエら豪華実力派が一同に集結しているのも見どころです。原作にはない澄みきったレミの歌声と豊かな音楽性、そして壮大に広がる南フランスの美しい風景。波瀾万丈の冒険にハラハラしつつ、人と人との心の通い合い、胸を締めつける別れと出会い、そしてレミの何があってもひたむきに前へ進み続ける姿と温かい結末には、大人も子どもも、きっと涙を誘われずにはいられません。
本作の日本語吹き替え版では、レミの声に『
ライオン・キング』でシンバの声を担当し話題をよんだ熊谷俊輝を抜擢。愛らしさの中にも揺るぎない意志を感じさせる、吹き替え版ならではのレミを作り上げています。また、親方ヴィタリスの声を『
X-MEN2』などの
ヒュー・ジャックマンや『
インファナルアフェア』の
トニー・レオンなどの吹き替えを担当してきたベテラン
山路和弘が担当。安定感のあるコンビが織り成す吹き替え版も要注目です。
アニメ版に感銘を受け着想を得て、実写映画化を果たしたアントワーヌ・ブロシエ監督は、製作背景について「小説の内容についてあまり覚えていなかったし、当初、私は気乗りしなかったんだ。ただ、私の世代の子どもたちを魅了した、日本製アニメーション(東京ムービー新社[現: トムス・エンタテインメント]製作の『家なき子』)は覚えていた。でも『スピルバーグ的な視点から読んでみて』と妻に力説され、気持ちが変わったよ。おかげで大好きな監督であるスピルバーグが、いかに悲しい物語を子どもたちの目と無邪気さ(彼のトレードマークだ)を通して鮮やかに描くか、ひどくつらい現実に魔法のような一面を与え、時代ものの作品に壮大さを授けるかを思い出した。それは私がとても好むテーマ、“伝達、自己表現、予想を超えること”へと発展していったんだ」とコメントしています。
© 2018 JERICO – TF1 DROITS AUDIOVISUELS – TF1 FILMS PRODUCTION – NEXUS FACTORY – UMEDIA