1983年に第1回〈ラフマニノフ国際コンクール〉で優勝して以来ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして注目され、バロックから現代まで幅広いレパートリーを披露してきたピアニストのコンスタンチン・シェルバコフ(Konstantin Scherbakov)が、CD9枚組の『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集』(輸入盤)を11月20日(金)に発表します。
シェルバコフの
ベートーヴェンといえば、NAXOSレーベルへ録音したリスト編曲版交響曲全集や「ディアベリ変奏曲」などが高い評価を得ており、実演でも複数のソナタを含む作品を披露してきました。ベートーヴェンの生誕250年にあたる今年、満を持して発売されるピアノ・ソナタ全集では、持ち前のテクニックはもとより、人並外れたその集中力と研ぎ澄まされた感性から生まれる表現が、ダイナミックさと緊張感をあわせ持つベートーヴェン像を紡ぎ出しています。
録音はほぼ番号順に進められ、第1番から第27番までは、2019年10月から2020年1月と3月に活動の拠点でもあるスイス・チューリヒのスイス放送協会SRFスタジオにて、第28番から第31番までは、新型コロナウイルス感染拡大が続くなか、2020年4月と6月にスイスのボスヴィル旧教会にて行なわれました。