米ロサンゼルスのメキシコ系居住区=バリオで育ったDJで、多くの著作や映像作品などへの協力でも知られるルーベン・モリーナがアメリカ南西部を廻り、今まで広く知られることのなかったチカーノによる珠玉のR&Bを発掘。ルーツである1940年代のパチューコ音楽から70年代公民権運動を背景に登場したラテン・ロックまで、その膨大な鉱脈を紹介する入魂の音楽ガイドブック『チカーノ・ソウル〜アメリカ文化に秘められたもうひとつの音楽史』が2021年2月21日(日)以降に一般発売されます。
ミュージック・キャンプとサウザンブックスのウェブサイトで年末から順次先行通販を開始。すでに予約受付中です。A4判上製、全152ページで価格は8,000円(税別)、初版限定でハードカバー仕様です。
巻末には、原著・再発本には未掲載データを追加した最新ディスコグラフィを掲載。翻訳を担当した宮田信は、訳者あとがきで「まるで音楽の路地から路地へと彷徨っているかのようにみえた。その路地とは、チカーノ・バリオの“記憶”とも言い換えられるだろう。もしルーベンが彼らの証言を拾い上げていなければ、その記憶は時代の彼方に葬られてしまったのだ。そんな各バリオのなかの小さなブロックで起きた小さな音楽のトピックスを繋いでいった結果、当時のチカーノたち自身も掌握し得なかった豊穣な音の鉱脈を発見して、ルーベンはそれを“チカーノ・ソウル”と呼ぶことにした。それは音楽そのものでもあり、またチカーノたちの“魂”のことも文字通り示唆している」と書いています。
また、12月19日(土)には東京・代官山 晴れたら空に豆まいてでこの本の完成を記念したパーティが開催されます。宮田と原島康晴(編集者)、今里(
Struggle For Pride)、浜崎伸二(Trasmundo)によるトークのほか、
SHOKO & THE AKILLAのライヴもあり。配信も予定しています。