中山美穂35周年企画サブスク全曲解禁を記念して、女装家として幅広く活躍する
ミッツ・マングローブ選曲のオリジナル・プレイリスト「39/35 Selected by MITZ MANGROVE」が12月25日(金)より公開されています。
ミッツ・マングローブは、1975年横浜市で生まれ、2000年にドラァグ・クイーン・デビュー。テレビ・タレントとして活躍する一方で、音楽ユニット“
星屑スキャット”の作品リリースやコンサートなど歌手活動も展開しています。プレイリストは、35年間の506曲から珠玉の39曲が厳選されたものです。
[コメント]中山美穂といえば、やはり「You’re My Only Shinin’Star」や「世界中の誰よりきっと」などが代表曲になると思います。例え他にも名曲・ヒット曲があっても、それはどの歌手にも言えることですが、時代が進むにつれて“絞られて”しまうもの。しかしそんな“代名詞”だけを手がかりに音楽を聴くことほど退屈なものはありません。
改めて中山美穂楽曲を聞き返して強く感じたのが、“時代時代の流行が奇をてらわずに反映されている”ということ。まだ欧米との間に距離や時差が多分にあった80年代90年代において、商業音楽の王道であるアイドルポップスにこれだけup-to-dateなサウンドをぶち込めているのは非常に意義深く、それは彼女の歌声がいかに当時の欧米の流行を“和モノ”として昇華させるべく大衆性を持っていたかを証明するものでもあり、特に80年後半から90年代前半にかけて進化・発展を遂げてきたJ-POPの“軌跡”を体感できるプレイリストになっていると思います。大衆の“選択肢”が無限にあった時代。好奇心や冒険心さえもマーケティングされ尽くしてしまっている現代とは比べ物にならないほどお洒落なきらめきで溢れています。「39/35」というタイトルは「50/50」にちなんで。35年分の39曲。そして“39(サンキュー)ミポリン”という私たちからの感謝も込めて。 ――ミッツ・マングローブ