悪魔崇拝主義を標榜し、過激なライヴパフォーマンスとコープスペイント(死化粧)で世界のメタル・シーンを席捲し、教会連続放火、暴動、果ては複数の殺人事件まで引き起こし社会問題にまで発展した、初期ブラック・メタル・シーンの中核的な存在となったバンド・
メイヘムの狂乱の青春を描いた映画『ロード・オブ・カオス』が 2021年3月26日(金)より東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋ほかにて劇場公開されることが決定。日本公開に寄せて、ブラック・メタルの父とでも言うべきバンド・
バソリーの元ドラマーであり、
ローリング・ストーンズ、
マドンナ、
ポール・マッカートニー、
メタリカなどのMVも手掛ける本作の監督
ジョナス・アカーランドからのコメント公開されています。あわせて、日本版ポスター・ヴィジュアルならびに場面写真も公開。
本作は、傑作ノンフィクション『ブラック・メタルの血塗られた歴史』を原作に、世界をリードした音楽と、いまだ解明されていない事件に触れたメイヘムの邪悪ながらも切なく尊く痛々しい青春を鮮やかに描く音楽ドラマ。メガフォンをとるのはジョナス・アカーランド。当時のメタル・シーン内部にいた監督ならではの演出と、関係者たちへの綿密な取材で“あの時代”の音楽と世界観を完璧に再現、メンバーの心情を繊細かつ大胆に活写しました。音楽を担当するのはポスト・ロック・バンドの
シガー・ロス。メイヘムの楽曲の狭間、心揺るがす劇伴の数々を披露しています。
主人公のユーロニモスを演じるのは、
マコーレー・カルキンの実弟、
ロリー・カルキン。準備に一年間かけ、役になりきりました。ヴォーカルのデッドを演じるのは、
ヴァル・キルマーの息子の
ジャック・キルマー。彼は、メタルの帝王
オジー・オズボーンの「Under the Graveyard」のMVで、若きオジー役を演じています。迸る音楽への情熱と歪んだ感情とが錯綜し、暴走する青春を駆け抜けた伝説のバンド・メイヘム。バンドの名声を夢見ていただけの若者たちによる真実と虚構の物語が開幕します。
[コメント]過去20年間、様々な監督が様々な形でこの作品を監督するという話が出ていた。何人かの監督が、この作品に手をつけ完成させようとしていたことも知っているよ。興味深いストーリーで、良い映画を作れるだろうと思っていたから、私も気にかけていたんだ。だけど、急いでこちらからアクションを起こすことはしなかった。そうしたら、日本人のプロデューサーがやって来てね。原作『ブラック・メタルの血塗られた歴史』の権利を持っていると。私のところに来る前に、彼は日本人の監督にこのプロジェクトをやらせようとしていたようだ。だけど、正直結局その監督がどうなったのかはわからない。彼がこの話を持ってきた時、すでに私はこの映画についてずっと考えていた。本はインスピレーションとしてはあまり使わなかったのだけれど、色々な権利がクリアされていて助かったし、彼は私の良いパートナーでもある。そこから映画完成までの長い旅が始まったんだ。第一に、この映画が日本で公開されるというのは非常にハッピーだよ。この瞬間をずっと待ち続けてきた。日本のお客さんが楽しんでくれるといいな。日本人のプロデューサーが私のパートナーであるということもあり、日本公開が一つのゴールでもあった。映画館で見てもらえるといいな。他の人たちと一緒に大きなスクリーンで見るべき素晴らしい映画だからね。――監督 ジョナス・アカーランド©2018 Fox Vice Films H oldings, LLC and VICE Media LLC
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『ロード・オブ・カオス』2021年3月26日(金)より東京 シネマート新宿、大阪 シネマート心斎橋ほかにてロードショー 以降順次公開
lordsofchaos.jp配給・宣伝: AMG エンタテインメント / SPACE SHOWER FILMS