国内外の蒸気機関車の走る音を、木々のざわめき、鳥の声などの環境音とあわせて収録した2010年の2枚組CD『
世界の蒸気機関車』が2月下旬に再発されます。元サウンド・エンジニアで、現在はオーディオ評論家として活躍する石田善之による録音を収録するこのCDは、情報番組『とくダネ!』で取り上げられて大きな話題を呼びましたが、その後廃盤に。今回の再発盤には、2021年1月にJVCマスタリングセンターで制作された新マスタリング音源を収め、さらに3つのトラックが追加されています。また、ディスクには通常のCDプレーヤーで再生可能な高音質のXRCDを採用しています。
CDのディスク1には、日本、台湾、アメリカ、スイス、イギリス、中国で録音された蒸気機関車の走る音を収録。追加トラックとして、「中国内モンゴル:集通線 重連通過」「国鉄時代の北海道:追分構内 入替 9600」「国鉄時代の北海道:紅葉山駅発車 D51」が収められました。ディスク2には、インド・ダージリン鉄道の機関車の通過音だけではなく、駅の雰囲気と発車、客車内の様子や山岳鉄道ならではのスイッチバック通過音などを収録しています。
ブックレットには、録音の使用機材や現地の雰囲気などを記した石田による詳細な解説を掲載。今回追加された3トラックについての記述もあります。