中世のフランス・プロヴァンス地方を舞台に、一人の女性「ライモンダ」をめぐる三角関係を、
アレクサンドル・グラズノフの美しい音楽、現代的でスピード感あふれる演出と幻想的な色彩の美術で描いた、新国立劇場バレエ団によるバレエ公演『ライモンダ』が6月に開催されます。公演は6月5日(土)、6日(日)、11日(金)、12日(土)、13日(日)、東京・新国立劇場 オペラパレスにて。チケットは発売中です。
新国立劇場では、この『ライモンダ』を2004年に初演。牧阿佐美の格調高い振付と演出、現代的でスピード感あふれるスペクタクルな舞台展開、そしてルイザ・スピナテッリの色彩が印象的な衣裳 / 装置は評判を呼び、朝日舞台芸術賞を受賞しました。また、2008年2月にはジョン・F・ケネディ・センター主催の日本フェスティバルで上演し好評を博しました。初演時には、当時
英国ロイヤルバレエで活躍していた
吉田都が主演ゲストとして出演していますが、吉田は2020/2021シーズンより新国立劇場の舞踊芸術監督に就任し、『ライモンダ』はその1年目のシーズンを締めくくる公演となります。
また、吉田と歌舞伎役者 / 日本舞踊家の松本幸四郎丈のスペシャル対談が実現。新国立劇場バレエ団は『ライモンダ』、幸四郎丈は構成・演出・出演を務める第4回日本舞踊未来座=祭(SAI)=『夢追う子』が、2021年6月に行なわれます。それぞれに本番を控えるふたりのスペシャル対談は、『ライモンダ』の観客に無償で配布される公演リーフレットに掲載されます。
Photo by Satoshi Yasuda