2020年7月6日に逝去した、不世出のギタリスト安田裕美を偲ぶ〈安田裕美の会〉が、一周忌間近の2021年7月4日（日）に開催されます。

　〈安田裕美の会〉は、妻でシンガー・ソングライターの山崎ハコが訃報が世に出た翌7日に、「いつか音楽溢れる、最初で最後の〈安田裕美の会〉をやりたい」とコメントし実現。企画をしてきた山崎は、「“お別れの会”“偲ぶ会”というよりも、やはりギタリスト〈安田裕美の会〉です。あの優しいギターの音色と、音楽溢れる1日になります」とコメント。当日は、安田に逢いたいという音楽業界関係者（昼の部）と一般客（夜の部）で開催されます。

　アコースティック・ギターのトッププレイヤーとして名を馳せた安田は、初期の“六文銭”のメンバーとして井上陽水（当時はアンドレ・カンドレ）のデビュー・シングルのスタジオ演奏がプロとしての初仕事となり、その後は、小椋佳、布施明、杏里、松任谷由実、中島みゆき、松山千春、アリス、山口百恵、石川さゆり等、様々なジャンルのアーティストとのセッションや、“子犬のCM”としても名高いサントリーウイスキー“トリス”のCM（カンヌ国際広告映画祭金賞）曲の編曲と演奏をしています。そして、デビュー当時から多くの仕事をしてきた山崎ハコと2001年に結婚。公私ともにパートナーとして支えあってきました。

　また、〈安田裕美の会〉に先がけて、山崎ハコが選曲しオリジナル音源で構成されるアルバム『山崎ハコ セレクション「ギタリスト安田裕美の軌跡」』が6月30日（水）に発売されます。