第18回ショパン国際ピアノ・コンクールで、第2位およびクリスチャン・ツィメルマン賞(ソナタ最優秀演奏賞)を受賞したピアニスト、アレクサンダー・ガジェヴ(Alexander Gadjiev)が、名門レーベル、デッカからのデビュー・アルバム『アレクサンダー・ガジェヴ〜ライヴ』を2022年1月19日(水)に発表します。2021年7月に出場し、優勝したシドニー国際ピアノ・コンクールでのライヴ音源を収録。
収録曲は
ハイドン:ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.XVI:48、
ショパン:バラード 第4番 へ短調 作品52、
メシアン:幼子イエスの口づけ(「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」より第15曲)、
スクリャービン:アルバムの綴り(「3つの小品」作品45より第1曲)、
ショスタコーヴィチ:前奏曲とフーガ 第4番 ホ短調 作品87、
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第7番 変ロ長調 作品83、ヴァイン:哀悼歌(「5つのバガテル」より第5曲)、
リスト:葬送曲(「詩的で宗教的な調べ」S.173より第7曲)。2021年のシドニー国際ピアノ・コンクールはオンライン形式で行なわれ、演奏はドイツとイタリアで収録されました。
ガジェヴは「このデッカの新しいアルバムがリリースされることをとても嬉しく思います。私の心にいちばん近いところにある作品が収録されています」とコメント。収録曲については「今作は、さまざまな部分で構成されています。ショパンの晩年の作品であるバラード、メシアン、そしてスクリャービンの小品。そしてスクリャービンからショスタコーヴィチ、プロコフィエフとつながり、ロシアのパートへと移っていきます。そして最後に、プロコフィエフとカール・ヴァイン、リストを、戦争と死というテーマで結びつけました」と語っています。
©Sydney International Piano Competition