米アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を獲得した映画『
フリーソロ』以来の壮大なスケールと迫力に満ちた驚くべきアルピニストのドキュメンタリー映画『アルピニスト』が、7月8日(金)より東京・TOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開されます。この度、本作の予告編と場面写真が公開されました。
『フリーソロ』の主演・
アレックス・オノルドが「彼はクレイジーだ!」と語るなど、世界的アルピニストのレジェンド達からも一目置かれている命知らずの若きアルピニストがいました。彼の名はマーク・アンドレ・ルクレール。世界でも有数の岩壁や氷壁、数々の断崖絶壁を、命綱もつけず、たった独りで登る無謀な“フリーソロ”という登山スタイルを貫いたマークは、SNS社会に背を向けながらも、不可能とされていた数々の世界の山脈の難所に挑み、次々と新たな記録を打ち立てていきます。しかし、そんな偉業を成し遂げながらも、名声を求めない彼の性格から世間的な知名度はほぼ皆無――。
本作は、思わず目もくらむ、崩れ落ちそうな岩と氷の断崖絶壁をものともせず、命綱をつけずにたった独りで頂点を目指すアルピニストの姿が収められています。普段、なかなか見ることのできないような雄大な自然を背景に、体力と精神力の極限に挑むマーク。そんな彼の驚くべきフリーソロというクライミング・スタイルに、思わず手に汗握る作品です。
今回公開された予告映像には、広大な氷の世界に聳え立つ岩壁や氷壁に、たった独りで前人未到のクライミングに挑戦するマークの姿が収められてます。マークの頭に付けたカメラから捉えた映像では、当然ながら命綱は無し、アイスバイルを握った両腕とスノースパイクを装着した両足だけを頼りに、氷壁にクライミングする音が響く様子が映し出されます。クライマー視点の映像から、体験したことのないような緊張感が伝わってきます。『フリーソロ』のアレックス・オノルドも「僕が登るのは硬い岩だけど、彼は氷壁をフリーソロで登る」と彼のクレイジーさを興奮気味に熱弁。マークは、最難関の山の一つ、トーレ・エガーの冬季単独登頂に挑戦していきます。そんな前人未到の挑戦に楽しみながらも挑んでいく彼の素顔も映し出されています。
さらに、命綱なしで急峻な山々を素手で登るマークの姿、壮大な自然の景色など場面写真も公開。それらの写真は、想像を絶するほどのチャレンジに挑むアルピニストのどこか畏怖の念さえも感じさせるような神々しい大自然が捉えられたショットとなっています。
この夏、私たちは知られざる天才クライマー、マーク・アンドレ・ルクレールの新たな伝説を目撃することになります。
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