“いつか”出会う大切な人と、“いつも”一緒にいられる日常、そんな幸せが“いつまでも”続くようにと願う……。偶然のいたずらでひとつ屋根の下で暮らすことになった2人の恋と、家族の繋がりを描くハートウォーミング・ラヴ・ストーリー映画『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』の公開が10月14日(金)に決定しました。
『
8月のクリスマス』(2005)、『
西の魔女が死んだ』(2008)などで知られる
長崎俊一監督が、この2作を含む脚本で長崎作品に寄与する矢沢由美によるオリジナル脚本を映画化。もしも、ある日憧れてた人と“ソックリ”な女性が現れたら……そして、その彼女が“理想とは真逆”なイメージだったら……?
海辺の小さな町で医師として働く主人公・俊英のもとに、ある日彼の憧れていた女性と“ソックリ”な亜子が現れます。胸ときめくも束の間、彼女の“こじらせ女子”っぷりに俊英の理想像はあっけなく砕けますが、図らずも亜子は俊英一家のもとで暮らすことに。
感情表現が苦手で、そっけない態度の裏に優しさを隠した主人公・俊英を演じるのは、『
散歩する侵略者』(2017)、『
賭ケグルイ』シリーズ(2019,2021)、『
前田建設ファンタジー営業部』(2020)、公開を控える『異動辞令は音楽隊!』や、先ごろNHK連続テレビ小説第107作『舞いあがれ!』への出演が発表されるなど、ジャンルにとらわれず数多くの作品に出演、目覚ましい活躍を見せている
高杉真宙。その主人公の憧れの人と“ソックリ”でありながら、真逆なイメージの亜子には、映画『
町田くんの世界』(2019)で主演を務め、『
コンフィデンスマンJP』シリーズ(2020,2022)、『
ウェディング・ハイ』(2022)、ドラマ『元彼の遺言状』(2022)など話題作への出演が続く注目の若手女優・
関水渚。抱いた夢を諦めきれず傷つきながらも、一緒に暮らすことになった俊英と彼の家族の温かさに触れ次第に自分自身を取り戻していく純粋でまっすぐなヒロインを瑞々しく演じています。
本作は、2021年4月に事務所を独立した高杉にとって独立後初の主演映画。“座長”としてのプレッシャーを感じながらも「スタッフとキャストのみなさんが、楽しくいい作品を作れるよう心掛けた」そうで、「温かい作品なので、温かい現場になればいいなと思いながら撮影に臨みました」と語っています。ヒロイン亜子を演じる関水とは初顔合わせ。撮影シーンの約8割が共演シーンということもあり、「演技のリズムをつかむために、互いに会話をしながら役を作り上げていった」のだと語る高杉。一方の関水は高杉について「最初は緊張したのですが、すごく優しく接していただいたおかげで、リラックスして亜子を演じることができました」と振り返っています。
また、長崎俊一監督は、主演の高杉について「主人公・俊英の不器用さや頑固さを見事に表現してくれて、素晴らしかった」と絶賛。関水については「複雑な役柄をチャーミングで愛おしくなるキャラクターに作り上げてくれた」と手放しで賞賛しています。息の合った2人の確かな演技と、これまで温かな目線と細やかな心情描写で味わい深い作品を生み出してきた長崎監督の手によって生み出された心温まる物語にどうぞご期待ください。
[コメント]主人公の俊英とは、“一度決めたらこう”という頑固な性格が自分自身と似ていると思います。俊英と亜子の2人の軸でまわっているストーリーなので、関水さんとはリハーサルや本番を通してやりづらいところを確認したり、また撮影の合間に積極的にコミュニケーションを取りながら役を作り上げていきました。初めてお目にかかる方とたくさん話せるほうではないのですが、関水さんはとてもフランクにお話しできる方。スタッフさんとの距離感も近く、みんなで一緒に作っている感覚がすごくあった作品だと思います。――高杉真宙亜子が俊英の家族と出会って日々を過ごしたように、撮影中は、私自身もスタッフさんやキャストのみなさんと楽しい毎日を過ごさせていただきました。映画のタイトルのように“いつまでも”この毎日が続いたらいいな、終わったら寂しいな…と思う日々でした。高杉さんはとても優しく接してくださって、俊英と亜子の役柄にちょっとずつ近づいていくことができ、自然に演じることができました。――関水渚©2022『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』製作委員会