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菅田将暉・原田美枝子W主演映画『百花』、主題歌はヴァーチャル・アーティスト“KOE”が担当

2022/07/20 13:19掲載
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菅田将暉・原田美枝子W主演映画『百花』、主題歌はヴァーチャル・アーティスト“KOE”が担当
 映画プロデューサー・脚本家・小説家として『告白』『悪人』『世界から猫が消えたなら』など、多数の映画を製作してきた一方、数々の話題作を小説家としても生み出してきた川村元気が2019年に発表した小説『百花』(文春文庫刊)が、川村自身が監督・脚本を手掛けて映画化、9月9日(金)より公開されます。このたび、前代未聞のヴァーチャル・アーティスト“KOE”が本映画の主題歌を担当することが決定。劇中の登場人物が、映画から現実へ、リアルデビューを果たします。KOEが歌う主題歌「Hello,I am KOE」の一部は、本映画の予告編にて聴くことができます。

 小説は23万部を超えるベストセラーとなったこの物語は、川村自身の体験から生まれたもの。記憶を失っていく母と向き合うことで、母との思い出を蘇らせていく息子・葛西泉を菅田将暉が、すべてを忘れていくなか、さまざまな時代の記憶を交錯させていく母・葛西百合子を原田美枝子が演じ、ダブル主演の2人が親子の愛を紡ぎます。さらに、泉(菅田)と同じレコード会社で働き、初めての出産を控える泉の妻・葛西香織を長澤まさみ、百合子(原田)の「秘密」を知り、「事件」と深い関わりを持つ男・浅葉洋平を永瀬正敏が演じるほか、北村有起哉岡山天音河合優実長塚圭史板谷由夏神野三鈴も加わり、日本映画界を牽引する実力派豪華俳優陣が、感涙必至の愛と記憶の物語を彩ります。

 劇中で泉と香織が携わる音楽プロジェクト、それは“AI”に[数々の音楽の記憶]を学習させ、理想のヴァーチャルヒューマンアーティストをデビューさせるというもの。そのヴァーチャルヒューマンアーティストこそが、映画主題歌を歌うKOEとなります。今回、KOEが映画のストーリー同様にデビューする異例のプロジェクトとして、『キャラクター』などの映画音楽の制作や、藤井風などへの楽曲提供など、今最も注目される音楽プロデューサーのYaffleがプロデュース。主題歌「Hello,I am KOE」で現実にデビューする運びとなりました。

 Yaffleに加えて、新進気鋭のアーティストDoul大貫妙子など多くのアーティストの作編曲を担当し、この映画のサントラも手掛ける音楽家・網守将平ら一流クリエイター陣が、本作の主題歌を含むデビューEPを担当。実は、5月末より“100日後に世界デビューするアーティスト”としてSNSが開設されており、アーティスト名が不明であるにも関わらず、映画公式アカウントをはじめ出演キャストのアカウントとの相互フォローがSNS上で話題となっていたところ。

 デビューEP『Hello,I am KOE』は9月7日(水)にリリース。また、同日には、サウンドトラック『百花 -Original Motion Picture Soundtrack-』も発売されます。

[コメント]
人間の記憶とはなにか?
問いかけを続けながら、その正体に迫る映画を作りたいと思っていました。
その時に、「音楽の記憶を集めて作るアーティスト」が映画の中に現れて欲しいと考えました。
菅田将暉演じる泉が、目の前で記憶を失っていく母を目の当たりにしながら、仕事においては記憶を集めて作るアーティストと向き合っている。覚えていくことと、忘れていくこと。そのコントラストの中に「人間とは何か」を浮かび上がらせたいと思ったのです。
そして、Yaffleを中心とした気鋭のアーティストたちに「記憶のアーティスト・KOE」を創造してもらいました。
主題歌となった楽曲「Hello, I am KOE」はどこか懐かしく、儚く、人の記憶を辿るような美しさに満ち溢れており、映画の世界を何倍にも広げてくれました。

――監督: 川村元気

お題を聞いた時、とても面白そうだと思いましたし、光栄でした。間違いなく音楽もテクノロジーの進化と共にアップデートされてきたものですし、今後もそうだと思います。ただ、音楽で機械を表現するうえで使い古された、従来の「テクノロジー進歩と共に歩む」というありきたりなものではなく、今の時代ならではのテクノロジーとの向き合い方を自分なりに表現しました。また、今回のように複数のアーティストで、存在しない1人のアーティストをつくりあげるというプロジェクトは後にも先にも無いんじゃないかと思うので、とても貴重な経験でした。
――Yaffle

洗練されていながら、何かが欠けているような、何かを探しているような切なさを感じました。
記憶を辿る物語がまた何層にも膨れ上がる楽曲だと思います。

――主演: 菅田将暉

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Photo by ROB Walbers


©2022「百花」製作委員会

■2022年9月7日(水)リリース
KOE
デビューEP『Hello, I am KOE』

映画主題歌「Hello, I am KOE」収録
3,300円(税込)

■2022年9月7日(水)リリース
『百花 -Original Motion Picture Soundtrack-』
3,300円(税込)
音楽: 網守将平

■2022年9月7日(水)リリース
『百花 -Complete Edition-』
2CD + 本 9,900円(税込)

[商品仕様]
・三方背ケース付デジパック仕様
・川村元気×網守将平・川村元気×Yaffle対談付歌詞ブックレット32P

[CD]
DISC1:
百花 -Original Motion Picture Soundtrack- 7曲 ※Original Motion Picture Soundtrack通常盤 と共通

DISC2:
Hello, I am KOE
※Hello, I am KOE通常盤と共通

[小説]
百花(単行本版)


映画『百花』
hyakka-movie.toho.co.jp
配給: 東宝
海外配給: ギャガ
映画公式Twitter: twitter.com/movie_hyakka
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