チェンバロ / オルガン奏者の辻文栄が、1stアルバム『イタリア古楽花伝』を10月20日(木)にリリースします。
辻文栄は、上野学園大学音楽学部器楽学科オルガン専門卒業。オルガニスト協会主催新人演奏会出演。イタリア・コモ国立音楽院修士課程チェンバロ科をディプロマを取得し卒業、同音楽院にてオルガンの1年コース終了、修士リサイタルでは
J.S.バッハ「ゴルトベルク変奏曲」を演奏、満点の成績を修めました。2018年7月、伊マントヴァの聖バルバラ教会でG.アンテニャーティ作製(1565年)によるオルガンをはじめ、オルガン、チェンバロを各地で演奏。イタリア・バロック音楽をテーマにした様々なプログラムによるソロ・リサイタル・シリーズ〈イタリア古楽花伝〉を東京・葉山・名古屋・神戸などで2019年より毎年行っています。
収録曲、
スカルラッティのトッカータは超絶技巧。最後のフォリアだけ演奏されることが多いですが、7プレリュードから全曲を演奏。イタリアにおける最新の研究成果を踏まえた演奏様式と当時の音楽家と同様、オルガン奏者でもある演奏者による新鮮なチェンバロ演奏解釈。さらに、2017年からの留学で得た美しいタッチが楽器の魅力を引き出しています。
使用楽器は
柴田雄康製作の名器(
渡邊順生所有)で、池末隆のミーントーン調律も名人芸。山中耕太郎(RecLab)による優れた録音は、本来蓋のない楽器であるイタリアン・チェンバロ独特の響きを捉えています。
ライナーノート(辻康介筆 / 英訳・伊訳あり)は多くの最新情報を含み長いものの、読みやすく、このレパートリーの本当の魅力を明らかにします。
■2022年10月20日(木)発売
辻文栄
『イタリア古楽花伝』
CD KTDN002 2,750円(税込)
[収録曲]
ジロラモ・フレスコバルディ作曲
01. トッカータ 第7番
02. フォリアによる変奏曲
03. ベルガマスカ
04. パッサカリアによる100の変奏曲
ベルナルド・パスクイーニ作曲
05. トッカータ
06. フォリアによる変奏曲
アレッサンドロ・スカルラッティ作曲
第1旋法によるトッカータ
07. プレリュード・プレスト
08. アダージョ
09. プレスト
10. フーガ
11. アダージョ
12. フォリア・モデラート