“2本のチェロでロックする”クロアチア出身のルカとステファンによる超絶技巧チェロ・デュオ、
2CELLOS が
レッド・ツェッペリン の「胸いっぱいの愛を(Whole Lotta Love)」とクラシック名曲、
ベートーヴェン 「運命」をマッシュアップした最新ミュージック・ビデオを公開しました。
イギリスが生んだ伝説のロック・バンド、レッド・ツェッペリンが1969年に発表した「胸いっぱいの愛を」と、クラシックで最も有名な旋律として知られるベートーヴェンの交響曲第5番「運命」は いずれも最高難度のテクニックと音楽性が要求される不滅の人気曲の組み合わせ。劇的な「運命」で始まる最新映像では、ベートーヴェンが活躍した200年ほど前と現在の時間軸が交差し、文字どおりの時空をこえた前代未聞のコラボレーションが繰り広げられました。映像制作時を振り返り、4CELLOSのルカは「とても楽しかったよ。2つの違う時代を組み合わせることで、僕たちの音楽がタイムレスにジャンルや年齢層も関係なく皆さんに聴いてもらえるってことを伝えたかったんだ」とコメントしています。
2CELLOSがクラシック・スタンダードとロック・ナンバーのマッシュアップに着手したのは2014年2月。
AC/DC 「サンダーストラック」とバロック時代の作曲家
ヴィヴァルディ との奇想天外なマッシュアップに始まり、アイアン・メイデン「トゥルーパー」は
ロッシーニ 「ウィリアム・テル序曲」と組み合わせ、本家アイアン・メイデンも「素晴らしいカヴァーだ」と賞賛。“メタル・ミーツ・クラシック”という新機軸を打ち出した2人は、昨年9都市13公演で行なわれた来日公演でもこの2曲を披露しており、今やライヴには欠かせない定番レパートリーとなっています。
マイケル・ジャクソン の「スムーズ・クリミナル」をカヴァーした映像がきっかけでデビューし、
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ や
ガンズ・アンド・ローゼズ 、
ローリング・ストーンズ もカヴァーしてきた2人ですが、ツェッペリンに挑むのは今回が初。
超絶技巧をものともせず、ユーモアたっぷりの仕上がりにしてしまう2CELLOSは今年7月、〈FUJI ROCK FESTIVAL '16〉への初参加が決定。世界中をあっと驚かせるステージをここでも披露してくれそうです。なお、昨年1月に発売されたアルバム
『チェロヴァース』 以来1年3ヵ月ぶりとなる新曲「胸いっぱいの愛を」は、4月8日よりデジタル配信
が開始されています。
VIDEO