クロアチア出身のルカ・スーリッチ(Luka Šulić)とステファン・ハウザー(Stjepan Hauser)の奏でる2本のチェロによる超絶演奏で世界を魅了するチェロ・デュオ・ユニット
2CELLOS(トゥー・チェロズ)が2年ぶりとなるニュー・アルバム『スコア』の
国内盤(SICP-31122 2,500円 + 税)を2月22日(水)にリリース。世界に先駆け3週間の日本先行発売です。
2011年のデビュー・アルバムから数えて4枚目となる本作のテーマは“映画音楽”。
エンニオ・モリコーネ(Ennio Morricone)や
ジョン・ウィリアムズ(John Williams)らによる作品や映画『
タイタニック』の楽曲などを収めるほか、日本盤ボーナス・トラックとして
坂本龍一が書き下ろした映画『
怒り』の主題曲を収録しています。
アルバムの発売に先駆け、先行配信中の第1弾シングル「ゲーム・オブ・スローンズ」の
ミュージック・ビデオを公開中。この曲は世界170ヵ国で放送され〈エミー賞〉最多受賞記録を樹立した大人気TVドラマシリーズのテーマ曲で、
ラミン・ジャワディ(Ramin Djawadi)が作曲。ジャワディは巨匠
ハンス・ジマー(Hans Zimmer)に才能を見出され、ヒット作『
アイアンマン』(2008年)、『
パシフィック・リム』(2013年)を世に送り出している気鋭コンポーザーです。
MVは2016年11月、2CELLOSの母国クロアチア南部の都市ドゥブロヴニクで撮影。これまで発表してきた「
モンバサ」や「
チェロヴァース」のMVを撮影した同郷のダルコ・ドリノヴァク(Darko Drinovac)が映像監督を務めています。今回の撮影について2CELLOSは「〈ゲーム・オブ・スローンズ〉のMVを、母国クロアチアのドゥブロヴニクで撮影することになって、本当にワクワクしました。この街はドラマに出てくる“キングス・ランディング”のロケ地であり、ルカの父の故郷なのです。それに、なんといってもこの美しい都市を、世界中の皆さんに僕たちが紹介できる絶好のチャンスですから!」とコメント。さらに、初のオーケストラとの共演が実現した本アルバムについてステファンは「僕たちは2人とも映画音楽が大好きなんだ。このアルバムは自分たちが好きな作曲家が書いたお気に入りの作品を収録している。世界的に有名なオーケストラと、大好きな曲ばかりチェロのためのアレンジで演奏できるなんて!夢が叶った気分だ」と喜びを見せています。
今回録音で演奏しているチェロは、歴史的な銘器ストラディヴァリとアマティ。19世紀から続くロンドンの老舗楽器店ジョン&アーサー・ベアーから、録音のために貸し出されました。