舞台や映画、ドラマなどの音楽を手がける傍ら、独創的な演奏会やイベント企画、楽譜集の刊行など、音楽の有り様への好奇心と探究心を持って活動する作曲家・
阿部海太郎が、ダンサー / 振付家の
森山開次の演出・振付、KAAT神奈川芸術劇場プロデュースで、2020年に上演、2023年に再演されたKAAT DANCE SERIES『星の王子さま―サン=テグジュペリからの手紙―』の2枚組
オリジナル・サウンドトラックを2月15日(水)にリリース。
12人の至高のダンサーたちの悠々とした身体表現を通してサン=テグジュペリの言葉の原風景を浮かび上がらせたこの舞台で、阿部はそこに立って耳を澄ませ、聞こえてきた音をすべて大事に掬い上げ、音楽に紡ぎ直しました。その音楽を託された
坂本美雨の幻想的なヴォーカル、佐藤公哉と
中村大史の優れた即興性が、人間の感情と自然の現象が織りなす世界の機微を豊かに奏で、不朽の名作の新たな地平を開きます。2020年の初演をライヴ録音した音源を中心に構成され、舞台の抑揚が見事に再現された臨場感のある音楽集となっています。