鈴木亮平と
有村架純が兄妹を演じる4月25日(金)全国公開の映画『花まんま』のイメージ・ソングに、
AIが「my wish」を書き下ろし、同曲を使用した予告映像が公開されています。
『花まんま』は、記憶の濃淡を丁寧に語り分けながら、人間の哀しさや温かさを繊細に織り込む巧みな筆致で評価される作家・
朱川湊人の代表作で、2005年に第133回直木賞を受賞した短編集『花まんま』(文春文庫)を原作とした、ある兄妹の不思議な体験を描いた物語。初版からおよそ20年を経た今春に、東映配給の劇場映画として全国公開されます。
国際的にも評価されている鈴木亮平が、早逝した両親と交わした「兄貴はどんな時も妹を守るんや」という約束を胸に、たった一人の妹の親代わりとして大阪下町で生きる熱血漢の兄・俊樹を、“国民的俳優”とも評される有村架純が、まもなくの結婚を控えながら、ある“秘密”を抱えている妹・フミ子を、それぞれ演じます。
『
こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『
そして、バトンは渡された』などコメディから感動作まで幅広い表現力を併せ持つヒットメイカーの
前田哲監督が、兄妹役として初共演となる鈴木と有村を起用し、メガフォンを執っています。
そのイメージ・ソング「my wish」を担当することになったのが、デビュー25周年を迎えるAI。力強く、優しく、人々を明るく前向きな気持ちにさせる、心の奥底の感情を揺さぶる歌声と歌唱が、映画『花まんま』が描き出す兄妹や家族の喜怒哀楽といったテーマにも共鳴すると確信を持った映画サイドは、AIにイメージ・ソングの書き下ろしをオファー。AIは「『花まんま』ってタイトルで、え?! どんな映画!? wって思いましたが、素晴らしかった」と映画のタイトルに一瞬驚きながらも「役者さんも内容も素晴らしすぎて久々に笑って泣いて感動しました」と映画を絶賛し、「こんな素晴らしい映画のイメージソングが歌えて光栄です!!!」と喜びを語っています。
「my wish」を聴いた鈴木は、「静かなメロディの中に、『花まんま』の世界とこの物語に込められた“願い”が繊細に映し出されていると感じました。静謐で重厚な旋律に、AIさんの奥深く豊かな歌声が寄り添って、まっすぐに紡がれた言葉の一つ一つが心の奥へと染み込んでくるようです。映画『花まんま』とともに、名曲を存分に味わってください」とメッセージを寄せると、有村も「いつまでも兄と妹を見守ってくれる母のような安心感をくれるこの歌が、あの頃の温かさを思い出し、私もいつの間にかこんなに大人になったんだなぁと感慨深くもなりました。慈愛に満ちたこの曲も併せてこの作品も楽しんでいただけると嬉しいです」とコメントしています。
「my wish」を使用した予告映像は、鈴木が扮する早くに両親を亡くした兄・俊樹と有村扮する妹・フミ子の日常からスタート。フミ子と太郎(
鈴鹿央士)の結婚が決まり、誰もが待ち遠しい日々を送る中、フミ子に“別の家族の記憶”があることが明らかになります。妹の幸せを願う俊樹の純粋な想いと、フミ子がどうしても叶えたい願いが交錯する中、AIの「願いはいつか叶う」という歌詞が優しく寄り添います。幼なじみの駒子(
ファーストサマーウイカ)の強烈なビンタを浴びた俊樹は、何かが吹っ切れたかのようにある所へと向かい、花嫁姿のフミ子の元に「でっかいプレゼント持ってきたで!」と満面の笑みで駆けつける姿が映し出されます。
兄妹愛と“秘密”に満ちた予告映像は、「忘れられない感動のラスト5分分」のテロップとともに、披露宴で涙を流す2人の姿で締めくくられています。俊樹が用意したフミ子へのプレゼントは一体何なのか……は、劇場にて明らかとなります。
また、同映画のポスター・ヴィジュアルも公開。妹の幸せを願い笑みがこぼれる俊樹と、憂いつつもどこか強い意志を感じさせるフミ子の眼差しが印象的で、2人を包み込むかのような太郎と駒子の優しい表情と「最後に、会いたい人がいる」のキャッチコピーが加わって、よりエモーショナルなデザインに仕上がっています。