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アイナ・ジ・エンド(BiSH)、メンバー宛へ手紙を執筆 「BiSHとは、命を削れる青春だった」

アイナ・ジ・エンド   2023/02/24 12:47掲載
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アイナ・ジ・エンド(BiSH)、メンバー宛へ手紙を執筆 「BiSHとは、命を削れる青春だった」
 日本郵便株式会社(以下「日本郵便」)は、2023年6月に解散が発表されている“楽器を持たないパンクバンド”BiSHアイナ・ジ・エンドをメインキャストに、日本郵便「卒業と旅立ちキャンペーン」を2月24日(金)からスタートします。

 同キャンペーンでアイナ・ジ・エンドは、共にBiSHから旅立つメンバーに向け、直筆の手紙を執筆。この手紙をモチーフにした新聞、ラジオCM、駅ばり広告など、各媒体での広告に加え、東京・日比谷公園大音楽堂や馴染みのスタジオなど、アイナ・ジ・エンドゆかりの地を巡る様子を映したWEB動画を公開します。動画のBGMには、YouTubeでの総再生回数1,500万回以上の人気楽曲「オーケストラ - From THE FIRST TAKE」を起用し、この春に卒業や旅立ちを迎える人々の背中を押すようなストーリーとなっています。

 また、撮影後のインタビューでアイナ・ジ・エンドは撮影について「(手紙を書いていると)じわじわと熱くなってきて、涙がこぼれてきました。わたしにとってBiSHとは、命を削れる青春だったのだと、文字にしながら実感した涙でした。お手紙を書くのは少し恥ずかしいけれど、ちゃんと文字にしなきゃ分からない感情があると、改めて思いました」と語りました。

 日本郵便はこのキャンペーンを通じて、さまざまな思いや気持ちを豊かに伝えられる、「贈り物」としての手紙の素晴らしさを伝えていきます。

[BiSH アイナ・ジ・エンド インタビュー]
――撮影の感想お願いします。
懐かしくて、思い入れの深い日比谷野外音楽堂に行かせてもらうと、雪が降っていました。
雪の降る野音は初めてで、その中でオーケストラを一人ぼっちで歌うと、初めて歌うような曲に思いました。
不思議な気持ちでした。
馴染みのあるお世話になっているスタジオでの撮影もあり、わたしに寄り添ってくれた場所で、こうやって本音でぶつからせてくださり、心から楽しかったです。


――どんな気持ちで手紙を書きましたか?
ソロのアルバムなどでお世話になっている馴染みあるスタジオで、お手紙を書きました。
じわじわと熱くなってきて、涙がこぼれてきました。
わたしにとってBiSHとは、命を削れる青春だったのだと、文字にしながら実感した涙でした。
お手紙を書くのは少し恥ずかしいけれど、ちゃんと文字にしなきゃ分からない感情があると、改めて思いました。


――普段メンバーと手紙は贈り合いますか?今後はどんな時に書いてみたいでしょうか?
昔、大きなライブがある時にメンバーに手紙を書きました。
しかし、恥ずかしさもあり、変な手紙だったと思います。
よくあんな恥ずかしい手紙を贈ったなと自分を懲らしめたくなります。
受け取ってくれてありがとう。
当時の気持ちをそのまま綴っていると思うので、後悔はないですが、今の素直な気持ちでもう一度、メンバー一人一人に書きたいと思います。
大事な人が生きているうちに、書きたいなとは、昔から一貫して思っています。


――今回の手紙を受けて、メンバーの反応はいかがでしたか?
実はメンバーから返事をもらえて、代表して2人のを紹介します。
モモカン(モモコグミカンパニー)は、泣いてもいいんだよ、とモモカンらしい優しい文字を綴ってくれていました。
わたしはいつも自分が泣いてばかりな印象でしたが、信頼できるモモカンにこうして言われると、肩の力が無意識に入っていたのかな。と、気付きました。
もう少しだけ力を抜いてみたいです。
モモカンのおかげで心から笑える日々なんです、大好き。ありがとう。
チッチ(セントチヒロ・チッチ)は、普段個人的には、熱い話なんてしなくなりましたが、手紙には長い文字を返してくれました。
その言葉の粒には、しっかりとした温度があり、わたしは飛行機の中で読んだのですが、泣いてしまいました。
チッチがいてくれて、本当によかったし、日々そう思っているつもりですが、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
チッチはBiSHの正真正銘の心臓なんです。誇り高く、かっこよく、生きていてほしいです。大好きなのに、いつも頼ってばかりで申し訳ないです。たまには頼ってもらえるように、私も強くならなきゃです。いつも、本当にありがとう。


――アイナ・ジ・エンドさんが貰って嬉しかった手紙はありますか?
たくさんあります。
清掃員(ファンの方)からいただく手紙は、可愛くデコレーションしてくれるものや、どんどん文字が斜めになっていくもの、文字を書くのが恥ずかしいからイラストで感情を伝えてくれたり…、といろんなお手紙をいただきます。
わたしはいつも最後を読む頃には、心の中がじんわり温かくなります。
毒が溜まっていたものが流れ出るような、涙も出たりします。
救われているのは、いつも、わたしの方です。
手紙をいただくことは、本当に大好きです。


――この春、卒業や新しくチャレンジする方に応援やあと押しになるような一言お願いします。
卒業することはいかなる場合でも大なり小なり不安や寂しさが募るものだと思います。
始まりがあればいつかは終わるらしいです。
わたしたちは日々生きていますが、いつか人生も終わるみたいです。
信じられません。
でもいつか終わるならば、多少の新しい挑戦なんて可愛いものなのかもしれません。
わたしはいつも自分にこう言い聞かせています。
不安が募れば、自分の心に、大丈夫。大丈夫。と、言い聞かせてあげてください。
なんだかちょっと楽なような気がします。
卒業するみなさん、おめでとうございます。
新しい門出。地に足つけて、生きていきましょう。


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「卒業と旅立ちキャンペーン」特設サイト
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