終戦記念日である8月15日(木)、TBSラジオ『
大沢悠里のゆうゆうワイド』にて、今年もジャーナリストの
秋山ちえ子が、童話『かわいそうなぞう』を朗読。秋山は96歳、終戦記念日の朗読は今年で46回目となりました。
『かわいそうなぞう』は、作家の土家由岐雄が、実際にあった戦時中の話を童話にしたもの。上野動物園で飼育されていた3頭の象の“最期の姿”を描き、「戦争をしてはいけない」と、強く訴えています。
秋山の朗読は、彼女が91歳の2008年に
CD化。リリース時には、秋山の仕事に共感した
シンディ・ローパーが英語版を朗読、併せて収録。なお、つい先日まで〈SUMMER SONIC 2013〉で来日していたシンディは、この朗読についてメッセージを寄せています。
<シンディ・ローパーからのメッセージ>ゆうゆうワイドお聞きの皆さんへ、シンディ・ローパーです。
私はかわいそうなぞうの英語版を朗読しました。
このお話を読んだ時、私は、戦争には沢山の悲しみが含まれている、ということを、とても、とても感じました。
戦争は、本当に多くの悲しみに満ちあふれています。
そして、この本が世代を超えて、どんどん若い人たちへ語り継がれ、平和のありがたさを忘れないようになることを祈っています。
平和、そして、平和の時代に生きることは、素晴らしい贈り物なのです。
そして、私たちみんなでいつくしむべきことなのです。
[原文]
To the listeners of YOU YOU WIDE, this is Cyndi Lauper.
I read the English version of the Faithful Elephants.
When I read the story, I really, really understand how much sorrow is in war.
War is a lot of sorrow.
And, hopefully, this book will be handed down from generation to generation so that we all remember how valuable peace is.
Because peace, to live in a time of peace, is a great gift.
And it's one that we should all cherish.