ニュース

アル・グリーン、ルー・リードの名曲「Perfect Day」をカヴァー

アル・グリーン   2023/08/23掲載(Last Update:24/11/19 17:22)
はてなブックマークに追加
アル・グリーン、ルー・リードの名曲「Perfect Day」をカヴァー
 グラミー賞を11回受賞し、“ロックの殿堂入り”を果たしているソウル・レジェンド、アル・グリーン(Al Green)が、5年ぶりのニュー・シングルとなる新曲「Perfect Day」を8月21日に米ミシガンの「ファット・ポッサム・レコーズ」よりデジタル・リリースしています。

 オリジナルは、ルー・リードの1972年発表の名曲で、2ndソロ・アルバム『トランスフォーマー』に収録。デヴィッド・ボウイミック・ロンソンがプロデュースを手掛けたクラシック・ソングを、今回アル・グリーンが熱くソウルフルにカヴァー。77歳のソウル・アイコンにとって新たなチャプターの幕開けとなりました。

 アル・グリーンは同曲について「ルー(・リード)によるオリジナルの『Perfect Day』が大好きでした。すぐさま最高の気分を運んでくれます。そのオリジナル曲のスピリットを守りつつ、我々の自分らしさとスタイルを付け加えようと考えました」と語っています。グリーンは、2023年2月に米テネシー州メンフィスのサム・フィリップス・レコーディングで「Perfect Day」を録音。マシュー・ジョンソンとブルース・ワトソンによるプロデュースのもと、チャールズ・ホッジス(org)、リロイ・ホッジス(b)、アーチー・“ハビー”・ターナー(p)という、70年代グリーンの代表曲に貢献した“ハイ・リズム・セクション”のメンバーたちと再会し、彼らと2005年以来となる共演を果たしました。また、演奏メンバーには、スティーヴ・ポッツ(ds)とウィル・セクストン(g)の2人も復帰しています。

 さらに、UKオルタナティヴR&B界より、シーンを賑わせている新進の女性シンガー・ソングライターのレイ(RAYE)がバック・ヴォーカルで参加。ゴージャスでシネマティックな弦楽隊、恍惚としたオルガン、説得力のあるギターをバックに、グリーンだと即座にわかる唯一無二の歌声が次第に高まり、ラストで最高潮に達すると“自分が蒔いた種は自分で刈るよ”と歌い、レイとの掛け合いを聴かせます。

 「Perfect Day」は、グリーンにとって2018年以来の新曲。フレディ・フェンダー「Before The Next Teardrop Falls」をカヴァーした前シングルを、ビルボード誌は「カントリーの名曲を若返らせつつ、原曲の儚い美しさを守ることに成功したカバー」と絶賛。NPRは「アル・グリーン氏は、偉大な声を耳にする素晴らしさを、長きにわたって音楽ファンに教えてくれた」と褒め称えています。

拡大表示



photo by Todd Nakamine

アル・グリーン「Perfect Day」配信リンク
algreen.ffm.to/perfectday
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 中国のプログレッシヴ・メタル・バンド 精神幻象(Mentism)、日本デビュー盤[インタビュー] シネマティックな115分のマインドトリップ 井出靖のリミックス・アルバム
[インタビュー] 人気ピアノYouTuberふたりによる ピアノ女子対談! 朝香智子×kiki ピアノ[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く
[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015