ベルリン・コンツェルトハウスでのデビュー公演はチケット完売、今やヨーロッパが大注目する新星ピアニスト、
アレクサンダー・クリッヒェル(Alexander Krichel)のソニー・クラシカルからのデビュー盤
『春の夜〜ドイツ・ロマン派名演集』(SICC-30226 2,600円 + 税)が6月24日(水)にリリースされます。
クリッヒェルは、1989年ハンブルク生まれのピアニスト。6歳からピアノを学び、15歳でハンブルク音楽演劇大学に入学、ロシアの名ピアニストで
河村尚子の師として知られる名教師ウラディミール・クライネフ(Vladimir Krainev)に師事。ドイツ国内や国際的なピアノ・コンクールに続々と優勝して注目を浴び、著名な楽団・指揮者との共演や音楽祭への出演など、精力的な活動を展開しています。現在はロンドンの王立音楽学校でドミトリー・アレクセーエフ(Dmitri Alexeev)に就いて研鑽を積んでいます。2012 / 13年にはドイツ屈指の製薬会社バイエル社の文化stARTプログラムの支援を受け、さらにドイツの権威あるエコー賞“新人賞”を受賞しました。
本盤では、
シューマンの歌曲集『リーダークライス』作品39の最終曲であり、そのリストによるピアノ編曲版が冒頭に収録されている「春の夜」がアルバム・タイトルに選ばれていることからもわかるように、
シューベルト、
ウェーバー、
ロバートと
クララのシューマン夫妻、
フェリックスとファニーのメンデルスゾーン姉弟、そして
リストと、18世紀前半のドイツ・ロマン派の作曲家を巡る作品が選ばれています。クリッヒェルの清冽なまでの抒情、美麗なピアニズム、そしてしなやかな音楽性を体感できる仕上がりです。
7月には来日公演も予定されているクリッヒェル。5日のミューザ川崎では
飯守泰次郎指揮
東京交響楽団と
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を、そして7日の王子ホールではアルバム収録曲を含むソロ・リサイタルが披露されます。新星ピアニストの美麗な演奏を、お聴きのがしなく。
■2015年6月24日(水)発売
『春の夜〜ドイツ・ロマン派名演集』SICC-30226 2,600円 + 税
[収録曲]
01. 春の夜 嬰ヘ長調S.568
02. 愛の歌(献呈) 変イ長調S.566
03. ロマンツェ イ短調
04. 若き日の夢よ、黄金の星よ 嬰ヘ長調 作品6の3
05. ローマのサルタレッロ イ短調 作品6の4
06. 無言歌集より ヴェネツィアの舟歌 ト短調 作品19の6
07. 無言歌集より プレスト・アジタート ト短調 作品53の3
08. 無言歌集より 春の歌 イ長調 作品62の6
09. 無言歌集より 羊飼いの嘆き ロ短調 作品67の5
10. 無言歌集より エレジー ニ長調 作品85の4
11. 厳格な変奏曲 ニ短調作品54
12. 歌の翼に 変イ長調S.547の1
13. 水の上で歌う 変イ長調S.558の2
14. ます 変ニ長調S.564
15. セレナード ニ短調S.560
16. 魔王 ト短調S.558の4
17. 華麗なるロンド 変ホ長調作品62/J252「ざれごと」
[録音]
2012年8月27日〜29日 レーファークーゼン“バイエルAGクルトゥーアハウス”
■
ミューザ川崎シンフォニーホール&東京交響楽団
名曲全集第109回www.kawasaki-sym-hall.jp/calendar/detail.php?id=14952015年7月5日(日)
神奈川 川崎 ミューザ川崎シンフォニーホール
開演 14:00
[出演]
飯守泰次郎指揮東京交響楽団 / アレクサンダー・クリッヒェル(p)
[曲目]
ボロディン: 歌劇『イーゴリ公』より「ダッタン人の踊り」
ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18
シベリウス: 交響曲第2番ニ長調 作品43
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transit Vol.5
アレクサンダー・クリッヒェルwww.ojihall.jp/concert/lineup/2015/20150707.html2015年7月7日(火)
東京 銀座 王子ホール
開演 19:00
[曲目]
モーツァルト: ピアノ・ソナタ第6番ニ長調 K284(205b)「デュルニツ」
シューベルト / リスト: セレナード(「白鳥の歌」S. 560 R. 245より)
シューベルト: 魔王(『12の歌』S.558より)
ショパン: モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』の「お手をどうぞ」による変奏曲変ロ長調 op. 2
ラフマニノフ: 楽興の時 op. 16 (全6曲)