『英国王のスピーチ』『レ・ミゼラブル』で知られるトム・フーパー監督が、『レ・ミゼラブル』でマリウス役を演じた若手最注目株の
エディ・レッドメインと再びタッグを組んだ映画『リリーのすべて』。3月18日(金)の映画公開に先がけ、
アレクサンドル・デスプラが手がけた
オリジナル・サウンドトラック(UCCL-1187 2,500円 + 税)が3月16日(水)にリリースされました。
世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人リリー・エルベの実話に基づいたこの映画。命の危険を冒してでも自分らしく生きることを望んだ主人公と、その一番の理解者であり続けた妻が織りなす魂の触れ合いを心揺さぶる演技と演出で綴りあげた感動作で、先日発表された〈第88回アカデミー賞〉では4部門にノミネート、妻ゲルダ役のアリシア・ヴィキャンデルが助演女優賞に輝いたことでも話題となっています。
音楽を担当するアレクサンドル・デスプラは、
『グランド・ブダペスト・ホテル』でアカデミー賞と英国アカデミー賞の作曲賞、グラミー賞を受賞した名匠。トム・フーパー監督とは英国アカデミー賞作曲賞を受賞した『英国王のスピーチ』に続く2回目のタッグとなり、監督は「映画の音楽で難しいのは、音楽がある状況で撮影されているわけじゃなくて、僕達があとから作らなきゃいけないということなんだ。例えば、あまり暗くするとその印象だけが強く伝わってしまうし、だからといって喜びだけではなくて、物語を伝える上で不安の要素がないと困る。最終的には、アレクサンドルと話し合って、ゲルダの視点でリリーに対する“ゲルダの愛の強さ”を歌うような音楽にしようと決めたんだ。」と本作の音楽についてコメント。80年以上も昔の実話に基づいた勇気と愛の物語を彩る、美しい楽曲の数々にも注目です。