パリ出身、鋭敏な感覚で楽曲の魅力を描き出す
アレクサンドル・タロー(Alexandre Tharaud)が、
ラフマニノフ作品を集めたアルバム
『プレイズ・ラフマニノフ』(WPCS-13559 2,600円 + 税)を10月19日(水)にリリース。
1968年生まれ、パリ国立高等音楽院を卒業したタローは、89年に〈ミュンヘン国際コンクール〉で第2位を獲得後、ソリストとして国際的な活動を展開。近年ではハルモニア・ムンディやエラート(旧ヴァージン・クラシックス)のアーティストとして、
ラヴェルや
クープラン、
ショパン、
サティ、
J.S.バッハらによる作品の録音を行ない、その優れた録音はフランスをはじめとするヨーロッパ圏で大ヒットとなっています。リサイタル・ピアニストとしても欧米の主要コンサート・ホールや音楽祭などで精力的に演奏活動を行なうほか、オーケストラとの共演も数多く、世界各地のオーケストラとの共演を果たしています。
本アルバムは、ラフマニノフの代表作であり、ピアノ作品の中でも有名なピアノ協奏曲第2番をはじめとするラフマニノフ作品の数々を収めたアルバム。協奏曲での共演は
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(Alexander Vedernikov)指揮
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団です。特に有名な「ヴォカリーズ」では注目のソプラノ、
サビーヌ・ドゥヴィエル(Sabine Devieilhe)と共演しているほか、録音自体が少ない「6手のため」作品では
アレクサンドル・メルニコフ(Alexander Melnikov)、アレクサンダー・マッツァー(Aleksandar Madzar)らを共演者に迎え、豪華な布陣で臨んでいます。