THE ALFEEのデビュー40周年を記念し、ビクター在籍時代の全レコーディング音源を収録したCD『青春の記憶 + 2』が12月17日（水）に発売されます。1975年に発売されたアルフィー（当時は“ALFIE”表記）の1stアルバム『青春の記憶』にボーナス・トラックとして2曲を追加、最新のデジタル・リマスタリング音源による高音質SHM-CDでのリリース。

　当時のアルフィーは、松本 隆（作詞）や筒美京平（作曲）などが手がけたフォーク色の強い作品を中心に歌っており、現在とは趣きがかなり異なるものの、標題の通り、若き日の“青春の記憶”が詰まった記念すべき作品集となっています。

　また、ボーナストラックとして初めて収録される音源は「府中捕物控 / 明日からよその人」の2曲。1968年に発生した三億円事件の公訴時効日である1975年12月10日に3rdシングルとして発売が予定されていたコミカルな風刺曲とそのカップリング曲で、直前に発売中止となったもの。作詞・作曲はTVアニメ『ヤッターマン』の主題歌などで知られる山本正之。作者自身によるセルフカヴァーがCD化されたり、THE ALFEEのライヴで歌われたこともありますが、オリジナル音源は一度も発売されておらず、長い間“幻のレコード”とされていました。今回、印刷されたEP盤のジャケットも見つかり、CDのブックレットに掲載され、39年ぶりに初めて陽の目を浴びることに。

　なお、CDジャケットのデザインは、フォトグラファーのおおくぼひさこが当時撮影したアーティスト写真を使用して新たに制作。ブックレットには他にも未使用のカットが掲載されており、ファン必携のスペシャル・パッケージとなっています。